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課題課題課題

こう見ると課題という漢字はとても四角いことに気が付く。まさに鉄製の箱が毎日頭の上にバンバン落とされては、バゴーンバゴーンと跳ね返り、空間という空間のそこらじゅうに散らばって、にっちもさっちも行かない状態である。そもそも四角いものはなぜこうも取っ付きづらく冷たい印象なのであろう。四角いものはチョコレートだけで十分である。チョコレート万歳。糖分だけが私の荒んだ四角い世界の神様だ。今もこうして藁にもすがる思いで、ぎちぎちの四角い世界から抜け出そうとしていても、私はこれまた四角い薄っぺらな箱の中に文字をちまちまネチネチと埋め込んでいてなんだかもう本当に嫌になる。地球が丸いことだけが救いなのか。傍にあるピザポテトを夜中の2時手前に食べてしまいたい葛藤苦悩煩悩しながら私は小さい箱のなかでねんねんころりのすっとんとんずらこくしかないのであった。

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