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頑張ろうと思わないでいい|何者でもなくたっていい

こんばんは。日曜日の夜、いかがお過ごしですか?

ここ数週間のわたしは、家づくりのことで頭も体もいっぱい。
休みの日は打ち合わせや申し込みや契約や相談や、きちんと休むことができない日々が続いていました。ただ忙しいだけではなく、いろいろと問題が起きて心の方も疲弊していました。

それもやっと少し落ち着いて、今週は心に余裕を感じています。

時間と心に余裕ができたので、先日、図書館へ出かけ、ピンときた小説を1冊だけ借りました。

母親の願いを裏切って自分の好きな道へ進んだけど、心が折れてしまった若い女性が、家事代行のアルバイトに奮闘するお話。担当したシングルファーザーは5人の子持ち。奥さんを亡くして一人で家事と子育てを頑張っていますが、家の中は常にぐちゃぐちゃで、子供にも笑顔がない。女性は家事代行として、家族と向き合い、自分も成長していきます。

料理のコツや美味しそうなレシピも出てきて、楽しく読めました。
文字がすこし大きめなのも嬉しかった。

読み終わったあとの感想は、

「みんな頑張りすぎ!」

頑張る理由はそれぞれだけど、どうしてもっと家族や友人、他人にも助けを求めないんだろう。

もちろん、この小説はフィクションですが、

「頑張っている人=素晴らしい」

という固定観念は、日本人ならではなのでしょうか。違和感を感じるようになりました。


とある雑誌の特集では、女医さんやライター、料理家など名の知れた人たちの暮らしぶりや大切にしていることなどが紹介されていて、

「こんな生き方、素敵でしょ?」

と言わんばかりにキラキラと輝いた笑顔の写真と文章が紙面を埋め尽くしていました。

普段なら、わたしも「わぁ、なんて素敵な生き方!あこがれるわ〜」と目を輝かせて読んでいたかもしれません。

でもなぜか、今は心のささくれに引っかかる。

「何者かであることに価値がある。」

そんな風に言っていてる、と感じたのです。

肩書きも何もない、平凡な暮らしをしている人は、テレビや雑誌にも取り上げられないし、インスタグラムのフォロワーだって少ない。
平凡な人にも、暮らしの中にマイルールはあるし、毎日何かしら出来事は起こるし、わたしってやるじゃん!と思う瞬間だってある。
でも、そんな普通の人のところには誰も取材に来ないし、そんな記事を載せた雑誌は売れないでしょう。


なんだか、何を言いたいのかよく分からなくなってきましたが、

キラキラした人や、成功者と呼ばれる人、周りの誰かと比べて「頑張ろう」とするのはやめようね、と言いたいのです。

みんな、頑張るから体や心を壊す。

好きなことや楽しいことは、「頑張ろう」と思う前にやっています。

「頑張らなきゃ」と思ったときは、一度立ち止まってほしい。
ゆっくり大きく呼吸して、海でも山でも好きな場所で、一人になって、ただ、ぼーっとしてみてほしい。

・・・

わたしも、何者かになりたくて頑張っていた時期がありました。

イラストレーターになりたいから頑張って絵を描いて売り込もう。
上司にできる人材と認められたいから頑張って売上を伸ばそう。
外国人と結婚した女になりたいから頑張ってこの人との関係にしがみつこう。
ヨガインストラクターってカッコいいから頑張って生徒を集めよう。
子供を産んで世間と親を喜ばせる妻になりたいから頑張って不妊治療を受けよう。
人気者になりたいから頑張って自己アピールしてSNSで自分をよく見せよう。


全部うまくいきませんでした。

素のままの自分で、そのままで、何者でもなくても、わたしには価値があるし愛されると知ってからは、頑張ろうとすることは随分と減りました。

それでも、雑誌やSNSで、好きなことを仕事にして楽しそうにしている人をみると

いいなぁ〜

と思ってしまう。
わたしは、そこに行けてないと。

でも、
その人達と自分を比べて、自分が駄目だから「頑張ろう」とは思わないようにしています。

わたしには、わたしだけのタイミングで、わたしだけの心地よい生き方に、気づいたらなっていると信じています。

昔の人はよく言ったもんですね。
「うちはうち、よそはよそ。」

・・・

みなさんが憧れる暮らしや生き方は、どんなものでしょうか?
わたしが夢に描いいていた暮らしの一つ、海の近くで暮らすことは半年後に叶いそうです。思い描いている暮らしとは違うかもしれません。始まってみないと分からない。でも、今はとてもワクワクしています☺︎

来週も、みなさんが穏やかで平和な日々がおくれますように。
最後までお読みいただきありがとうございます🍀

ミミ

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