企画力は自主練していこう
こんにちは。Kiwi PRの植田聡子です。
広報初心者さんとお話ししていると、広報PRにとって当たり前のことでも難しく感じる人がいるのだな、とこちら側から見ても発見があります。
行政にいる時、特に許認可業務に慣れてしまっている人は「正しいか正しくないか」を判断する能力はものすごく高くて、いつも学んでおりました。広報を長くやって、少し法令に関する業務もやってみたいと手を挙げてやってみた許認可の2年。私にとっては新鮮で、楽しくて、学びが多くて、貴重な時間でした。
でも、そういう人々がいざ広報担当になったら、すごく悩んでいる姿を幾度も見てきました。法令の分野と違って、相手とタイミングを見て形ないものをふわふわ形づけていく仕事が広報の肝です。
広報は著作権や肖像権に関する知識は必要なのですが、それ以外の「正しいか、正しくないか」の根拠なんてないのです。根拠がないとどうなるのか。
「これはなぜいいのか、を根拠ない中で説明していくスキル」
が必要です。組織の中にいれば、広報に対する理解がない上司や財務部門に必要性を訴えなければいけない機会がマストです。
なぜこのデータが必要なのか
今このタイミングだから、このキーワードが必要
どこにニュース性がある
目的はここにある
デザインがターゲットにどう刺さるのか
企画力やクリエイティブ力は柔軟な思考がないとできない、と最初から苦手意識を持って、闇雲にアイデアを出してもうまくいきません。
タイミングやデータ、ニュース性や目的、単語にデザイン、企画に必要な項目の解像度を高めて、一つ一つ考えていくのが企画力の自主練です。
広報はもう年末年始、例えば今年の総括になるようなネタやトレンドとなるワードを先読みしたり、メディア他ステークホルダー(インターナル広報なら社員のどの層に何を訴求したいのか)の立場を考えて、相手のニーズを考える。
グローバルでの視点、小さいエリアでの視点、視点の広さを変えるのはイメージで言うと、カメラを引きで撮るか、アップで撮るかみたいな気持ち。常に同じ画角、構図で考えない。型にはまらないことを意識してみてはいかがでしょうか。
うまくいっている人の事例にヒントを得たり、とにかくひとり広報は「本当にひとりにならないこと」がとても大事です。
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