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【年間120名】採用面接で心がけていることや見ているポイント

リモートワークが始まって1年が経とうとしています。
私が働くGMOペパボでは、テレワークを基本とする勤務体制へ移行し、全国どこでも勤務可能となりました。

私は採用面接官として、カスタマーサポート部門の新卒・中途・アルバイト/契約社員の書類選考と一次面接を担当しています。(CS部門は他にもマネージャーがいるので、すべてを私が見ているわけではありません)

2018、2019年は面接でお話させていただいた方は年間40名ほどだったのですが、2020年に入り全国採用となったことから、数えてみたら 年間120名 と面接をしていました。(書類選考を含めるともっと多い)
単純計算で、月に10名。ひと月あたりの営業日をざっくり20日とすると半分は面接していることに。

面接が増えた理由は、全国採用が始まったからのみではなく、自分の担当領域が広がったことや担当サービスが拡大したことによる積極的な採用活動も要因としてあります。

面接官という仕事は、私にとって、何度も初心にかえらせてくれて身を引き締めてくれるものだと思っています。そして、会社の文化を作っていくうえでの大事な活動の一つであると認識しています。

自分自身、面接が上手にできる!スキルがある!だなんて微塵も思っていませんが、初めて面接官をやる方へ少しでも考えるきっかけになるような、マインドとして大切にしていることやよく質問していることなど書けたらなと思います。

面接官として大切にしていること

■ペパボのファンになってもらえる時間にすること
どの面接においても大切にしていることで、これは私個人としてではなく、会社としての方針として掲げられています。

相手を褒めまくるとかそういったことではなく、例えば極度に緊張していそうであればお水を飲むことを勧めたり、暑い夏にスーツでお越しの方にはジャケットを脱ぐよう勧めたり、ちょっとしたおもてなし?とは違うかなぁ、でも相手のことはすごく見るようにしています。

また、ファンになってもらうためには、ペパボの文化を体感していただくことが大事だと思っています。

一問一答形式にならないよう、できる限り会話のキャッチボールを続けてるようにして、まずは私と感覚や考え方などがフィットしそうなのか、共感できそうなのか、馴染めそうか、相手にも見極めてもらいたいと思っています。
だいたい面接官は2名でおこなうのですが、面接官同士も会話することを心がけ、会社での雰囲気もつかんでもらえるようにします。

私自身、ペパボへエントリーした際には、面接をとおして会社の志望度があがり、絶対に入社したい!と思えるようになっていきました。
就職氷河期で、毎日のようにエントリーシートを書き、面接を重ねていた中で、初めて自分らしく話ができた面接だったのです。テンプレを一問一答で質問するのではなく、私個人を見てくれて会話してくれている。面接が終わった後に「楽しかったな」と思わせてくれる。ペパボの面接でそんな体験をしました。

エントリーしてくださった方には、面接が終わって一息ついた後「この人と働きたい」「この会社で働きたい」と一人でも多くの方に思ってもらえるような態度やコミュニケーションを心がけています。

■会社や自部署の情報収集は常に怠らない
これは面接に限らず、会社に属する以上当たり前のことではありますがw

例えば、相手から面接官への質問で「会社(自部署)で抱える課題は?」「会社(自部署)の目標は?」「問い合わせは毎日どれくらいくるのか?セットしているKPIは?」といった質問に対して、即答できない面接官は、個人的には信頼できないなぁと思ってしまいます。

ペパボでは、私たちが大切にしている3つのことの一つとして「アウトプットすること」というものがあります。

アウトプットされたものはキャッチするように心がけ、エントリーされた方からペパボに対するご質問をいただいた際には即答できるようにしておくことが大切です。
(ただ、あまりにも自分の担当領域と離れている内容については、正直に「分からない、後ほどHRから回答するようにします」とした方がよいですね!)

よく質問していること、見ているポイント

ここは正直、以前の上司の受け売りです!!!w
以下に書いたこと以外にも見ているポイントは多々ありますが、主に見るところとして捉えていただければなと思います。

■質問に対して意図とずれることなく適切な量で回答いただけているか
業務上の同僚とのコミュニケーションにおいてももちろんですが、CSとしてお客様とやり取りをする上で、とても大切になってくるポイントです。

「このスタッフさん、話長いな〜」とか「質問したことと違うことが返ってきた」という体験をお客様に与えるのはあまりよろしくないですよね。

■業務改善に成功した&失敗したエピソード
業務において、ルールやフローってたくさんあると思うんです。それを常に当たり前とは思わずに改善していけるマインドがあるかを見ています。変化を生み出し続けてくれる人と一緒に働きたい!

成功と失敗は必ずセットで聞くようにしています。失敗、というと言葉が強いですね。「仮説とは異なる結果が出た」「想定よりうまくいかなかった」というニュアンスの方が正確かなぁ。

セットで聞いている意図としては、改善しつづけるマインドがあり実行に移している人は、必ず量をこなしていて失敗もしているはずだからです。

最後に

この記事を読んで、もし、
・ペパボへの入社を検討されている
・CS以外の部門ではどういうことを質問しているんだろう
・リモートでの面接ってどんな感じ?
といった方がいらっしゃったら、以下の記事もおすすめです!



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