水たまりロマンティック

今夜は、ふと留学した時の想い出を鮮明に思い出して、日常に小さなロマンティックを見つけたいなと思ったので、書き残しておきます。

マルタへ短期語学留学をした。
現地の方と知り合いたいと思い、異文化交流イベントへ。
夜、景色の良い広場で、お酒を片手に交流をする、なんともマルタらしい素敵イベントだった。

そこであるイタリア人と出会い話が盛り上がった。
盛り上がった私達は、お洒落な音楽に合わせてダンスをし、最高の夜になった。

後日、ご飯を一緒に食べることになり
拙い英語を優しく聞いてもらいながら
楽しくお話した後、ふらふらと街を散歩した。

その道中に、水たまりがあった。
広い道の真ん中にある水たまりなので、避けて通れば良いのだが、
イタリア人は、ひとり先に歩いて行き、水たまりをぽんとジャンプして飛び越えた。

そしたら、水たまりの向こう側で手を差し伸べて、「Be careful」と言ったんです。

私はその手を掴み、水たまりを飛び越えて
そのまま手を繋いで、また歩き始めました。

この時私は、世界で1番ロマンティックな時間を過ごしていた。
何の変哲もない水たまり道が、こんなにも楽しくて、2人の距離が縮まることがあるのか!
こんな人と一緒にいたら、日常がきらめき出すだろうな。

イタリア人が情熱とか、ロマンティックと言われる理由が分かった気がした。

私もこれを自分自身でやってみれば
日常が日常じゃないような、特別な時間になるのではないかな。
2024年、ロマンティックな年にします。



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