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エモいは懸命に生きてきた報酬。これからもエモいと思えるように生きていたい。 〜「東京15期未解決事件」を観ました。〜


ニューヨーク、鬼越トマホークさんらが出演するトークライブ、「東京15期未解決事件」を配信で購入し視聴しました。

お金を払ってでも観てよかったなと素直に思っています。
笑いはもちろんですが、なんと言葉にしていいかよくわからない感情、俗に言う「エモい」感情をこれでもかってくらい味わえました。

簡単に言うと今から10数年前のNSC時代に起こっていた出来事の真意を、深く探って明らかにしていこうという内容なのですが、それぞれの登場人物たちの心情が絡み合っていて、エモいのです。

僕はNSCに入っていたわけじゃないけど、何だか「わかる〜」って気持ちになりました。
誰しもが経験する20歳前後の繊細な時期を、芸人さんたちの舞台を通して鮮明に思い出させてくれました。

芸人さんたちの「あんま覚えていない」という言葉が印象的でした。
そりゃ10年以上も経てば、思い出たちのディティールなんて薄れていくし、場合によっては記憶が塗り替えたれてたりもします。

手を握り頬にキスをした男性と、「え?そんなことあったっけ?」と忘れてしまっている女性。
かと思えば、ふとしたきっかけで記憶の奥底に眠っていた光景が鮮明に蘇ってきたり。

記憶とはそのくらい曖昧で、だからこそ切なくて、尊くて、なんとも言えないエモい感情に浸ることができるのかもしれません。

大切な思い出を缶詰にして保管しておいて、僕たちはとりあえず前を向いて進んでいく。
それぞれの記憶の違い。あの選択肢が一つでもずれていたら、今ある現実は全く違うものになっていたのかもしれない。

そう思えば、今目の前に広がっている「今」って、めちゃくちゃ奇跡的なんだなと思わされます。
あの頃もがいて苦しんで選んだ一つ一つの選択が、今目の前の景色に連れてきてくれたとも言えます。

時間が全てを解決してくれる。
あんなに怖かった先輩も、時間が経った今では笑い合える仲間になっている。

昔コンビを組んでテッペンを目指した同志。
離れてしまったけど、別の道で踏ん張る姿に勇気をもらえたりする。

あの恋は叶わなかったけど、今こうしてささやかな幸せを感じられるのは、きっとあの日々があったからこそだ。

エモい。エモすぎる。
それぞれの道でそれぞれの楽しみ方をしている仲間たちに、エモさが止まらない。

前を向いて歩いていく。
僕たちには今の現実がある。後ろばかりを振り返ってもいられない。

でもたまに振り返って「エモいわ〜」って思うと、不思議と今をもう少しだけ踏ん張って生きてみようと思える。

10年後、僕たちはどうなっているのだろうか?
10年前の僕たちは、今の人生を想像していたのだろうか?

きっと思い通りにはならない。
きっとじゃない。絶対。
思い通りになんてなるわけはない。

でも、思い通りにしようと必死で今日を生きてみる。
この日々を、きっと10年後に「エモいわ〜」と思いながら素敵な感情を味わえる。

今を懸命に生きる中で、繋がれた同志を大切にしていたい。
「エモいよね」って笑い合える仲間がいることは、何よりも幸せだ。

みんなそれぞれのエモさがある。
エモいと思えるのは、その瞬間を一生懸命に生きてきたからこそだ。
だから将来「エモいわ〜」って思えるように、今を一生懸命生きてみたい。
しんどいことも多いけど、今を一生懸命に生きてみるしかない。

1800円でエモさを貰えた。
他人の人生でこんだけエモいんだ。
きっと自分のことだったら、もっとエモいよ。

エモさを楽しんで人生を生きていこう。
今を懸命に生きることが、いつかのエモさを生み出し、僕の人生を味わい深いものにしてくれる。

ニューヨークさん、鬼越トマホークさんをはじめ、芸人の皆さん、作成に携わった皆さん、素晴らしい作品をありがとうございました!
めちゃくちゃエモかったです。
そして僕もこの人生で少しでも多くのエモを感じられるように、前向きに楽しんでいきたいなと思えました。

みなさん是非みてください。
きっとエモくなれて、今日を前向きに生きてみようと思えるはずです。

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