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【感想】Dodgy Foyer/Tears Fall Spills【2020年秋M3】-①

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*ジャケットの転載はツイッターにて許可をいただいております。

 こんばんわ。M3の戦利品の感想を書いていきます。

 今回はポストハードコア主体のサークル「Tears Fall Spills」様です。

Twitter:@TearsFallSpills
ブログ:https://ameblo.jp/tearsfallspills/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCNe2VYoBvjlIdzf_W4AnqAQ/featured


https://www.youtube.com/watch?v=IGZhgukPae8


 うちのバンドのツイート等をリツイートなどいただき、更に今回はTeara Fall Spills様の方から挨拶に来ていただき、CDを頂きました。
 ありがとうございました。


 また、当バンドのCDもご購入頂きましてありがとうございました。

 それでは、CDの紹介に移りたいと思います。

☆作品紹介☆
ブログから拝借致します。

「Dodgy Foyer」
4曲入りでポストハードコア主体のEPです!

1.Dodgy Foyer(Tears Fall Spills / Vo ひゃひゃお、75)
2.noisesignal/(ぴゅあ嶋/Vo Tatsuhiko、ぴゅあ嶋)
3.DIMENSION/(75)
4.Clockworks/(ひゃひゃお)

会場頒布価格:\500 Web頒布価格:\550(税込)


☆聞いた感想☆

 全体を聞いて、思ったのが最初の一曲目から音圧で攻め入れられます。
それでも、音には刺激性を持ち合わせておらず、非常に聞きやすいサウンドです。

 ギターの音作り、めっちゃ好きです。粘りがあるけど、低音域がしつこくない聴きやすい音。大好きです。

 様々なボーカリストさんが参加されておりますが、ハードコアサウンドで押し入る感情的な咆哮。
 そして、とろこどころ響く耽美な歌声。
 ハードコアは激しいジャンルの曲ではありますが、耽美で上品な艶のあるボーカルが違和感なく勾配されており、非常に私の好みでした。

 様々なコンポーザーが創作されたと思われる曲たちは4曲通して何度も聞くと様々な発見があって飽きさせない作品です。


1曲目「Dodgy Foyer」

 まず、一発目から

「あ!!!このギターの音好き!!!!」

 ってなりました。

 みなさん、一曲目から「あ!この音!好き!!」って言っていたら気がつけば曲を全部聞き終わってた事ありませんか?

私は、今それを経験しています。

 一発目からインパクトが大きいです。ただ、バンドサウンドのみならず、電子音も僅かに聞こえます。ただ、電子音は主張は強くなく程よい塩梅で混ぜられてます。

 ボーカルの構成は、シャウトと耽美で甘めのボーカルが特徴です。これがまた良い。ギャップが良い。クリーンボーカルが激しさの中に切なさと儚げが滲み出てます。

って思ったらこの曲、最後にエグいグロウル飛んでくるで。

聞けば聞くほど様々な要素が発見できる面白い曲でした。


2曲目「noisesignal」

 弦楽器の音がモダンメタルな音ですごくギョンギョン跳ねてます。(好き。俺もこんな音出せるようになりたい)

 始まりのリフが既にギターが体を動かせ!と言ってるかのようなリフでそこから0分15秒からのドラムとベースが交わり曲のノリが分かります。

 この曲は楽器隊のパートでヘドバンすると楽しいと思う。そして、ボーカルがリズムを落としに来る。サビでは掛け声もありで・・・

「ぜってー、これ…ライブをイメージして作ってるやん!!!!」

 って言いながらこれ書いて聞いてます。

 みなさん、好きなアーティストの新譜や初めて聞くアーティストの曲で「あ!!!これはよライブで見たい!!!」って事ありせんか?

 この作品の2曲目はそう思わさせてくれます。ぜひ、2分30秒からやってくる緊張感がある雰囲気を聞いて欲しい。


3曲目「DIMENSION」

 2曲目までの疾走感は抑えされます。だからこそ、重たいんです。最初は電子音から入ります。そこから0分11秒あたりからのバンドサウンド。この音が重たさと曲の雰囲気を一層と増してます。この音がひたすら基軸となって展開されます。シンプルで非常にいい。シンプルだからこそ作るのが難しい。

 ボーカルの吐き出す声がまた曲に対する苦しさをはじめとする感情を投げつけてくれる。って思うやん・・・

 クリーンボーカルがまた耽美で、だからこそ儚いねん・・・。

 私の話になって申し訳ないのですが、この曲の歌詞はすごく最近私が出した下作品に似てるなぁとしみじみ・・・。この曲の唄を聴いて思ったのが、歌詞を述べている視点の人が、何やら大切な人の心に訴えかけている。そして、必死に叫んでいる。そのその人自身の声を聴いてほしい、認知してほしい、忘れ去らないでほしいと。そんな叫びが聞こえます。

 単純な英語ですが「Can you here my voice?」って、クリーンボーカルのパートの最後に聞かせる部分はうまいなぁって思い学ばせてもらいました。

 でも、この歌詞にyour final dayって入ってるからもしかして送り手の人は歌い手の人からいなくなってしまうのかな?など、聴きやすい曲だからこそすごく考えてしまいます。

(ごめんなさい、英語超苦手なので歌詞の間違い等あれば遠慮なくご指摘ください・・・)


4曲目「Clockworks」

 この曲が今回、最もツボでした。イントロのメロディはギターで演奏してるのかな?こういうの作れるの本当にすごいなぁと思います。

 イントロが終わったら、クリーントーンのギターとコードワークがこのEPの終わり感をすごい感じさせてくれます。ボーカルも力強いものではなく、儚げに歌ています。
 正直、私自身メタルコアを基軸とした曲を作っていますが、この曲のようなギターのメロディを作りたくてもなかなかできなくて何度も苦戦して投げ出したことがあります。なので、私ができないことを盛大に聞かせられて本音を言うと

「クッソ悔しい!でも、悔しいからそかっこいい!!!!!」です。

 曲のタイトルも「Clockworks」なので時計の音が聞こえます。だからこそ、終末感と視点が崩れ行く背景が私の中では見えました。ちなみにその時の空の色は琥珀色です。建物が崩れて、でも崩れ行くからこそ美しいものがあり、「また、次を始める」ために終わりを迎えるのかなと、この曲を聴いたとき時そう感想が出ました。

 さらに、この曲は私の静かなパートでのベースが好きです。ベースなどの低音って切ない曲や儚げな曲でめっちゃ切なさを叙情感を魅せつけてきません?皆様どう思いますか?

  2分32分当たりのボーカルの「I sing ~」の部分ですが、先ほどは儚げなボーカルと記載しましたが、ここの大サビの部分はすごく力強く語りかけます。この曲の一番の基軸になってる部分で展開がすごく好きです。

 そして、この曲の終わりはストリングスのリフが入り込みエンディング感が非常に感じられます。4曲のEPの終わりを告げるかのように奏でだすストリングスの音とバンドサウンドがまたたまらん!最高かよ!


☆全体を聴いた感想☆

 4曲のEPでも様々な要素が含まれております。そして、ミックスも非常に聞きやすいものです。M3での参加歴も長めで、経験がやっぱり差をしてるなぁ・・・と圧巻です。

 非常に聞きやすい上に、作りこまれた展開の曲たち。メタルコアや激しい曲を聴いてる人にぜひ聞いてほしい。エモーショナルな曲が好きな人には特に!

 全体的にエモーショナルな曲が多いです。だからこそ引き出せる哀愁感、絶望感そして、そこから導かれる未来へ向けたメッセージを感じられます。

 私個人も、作品を聞かせてもらって学ばせてもらうことが多いとともに、まだまだレベル高い人はいっぱいいる!しがみつかなければ!って衝撃を与えられた作品出した。

 11月からは通販等もされるとのことですので、これを見てくださった方に是非手に取ってほしいです。


Tears Fall Spills様の今後の活躍と発展を心から応援いたします。
この度はCDをお渡しいただきまして誠にありがとうございました。


追伸:ギターが同じDragonflyのSottileを使われているとのことで非常に親近感が沸いて嬉しかったです!今後とも、よろしくお願い申し上げます!次の作品を楽しみにしております!


Twitter:@TearsFallSpills
ブログ:https://ameblo.jp/tearsfallspills/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCNe2VYoBvjlIdzf_W4AnqAQ/featured


https://www.youtube.com/watch?v=IGZhgukPae8


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