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「考える」は、貴重なリソース 「考える」搾取に注意しよう〜A I 時代を生きるために

「言われたことだけでなく、自分の頭で考えて仕事してくれ」
「ちゃんと考えて報告してくれない?」

仕事ではよく聞く言葉ですが、「考えて」「考えろ」この指示はこれから注意した方がいいんじゃないかと思っています。

それは、考える搾取に繋がるから、と思うからです。

今回の記事では
✔︎ 「考えろ」と言う人がこの言葉を使う理由
✔︎ 「考えろ」と言われたらどう対処すべきなのか
✔︎ A I 時代に「考える」をどう捉えればいいのか


このあたり解説していきたいと思います。

疑問:考える搾取ってどういうこと?

「考える」ことは貴重なリソースです。

無限に考えを巡らすことはできません。個人差はあれど、人間の集中できる時間は1日4時間(参考)とも言われています。

なので、本来は可能な限り自分のために使うべきなのです。

にもかかわらず、相手の指示されるから考えるのは、自分の考える時間を、相手に提供している、つまり考える時間を搾取されている状態なのです。

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反論:考えろって指示は、自分の成長のためじゃない?

確かにその側面もあります。しかし、私自身、ヒトに指示を出すことも多いので注意しているのですが、「考えろ」という言葉は、めちゃくちゃ便利な言葉で、相手の為でなくともつい使ってしまうんです。

【指示する側が「考えろ」とつい言ってしまう理由
✔︎ 相手を教育している気になる
:育成をしてますアピールできる
✔︎ 細かく指示をしなくてもいい:自分がコミュニケーションに時間をかけなくて済む
✔︎ トラブルが起きた時、相手の責任にしやすい:考えろといっただけで、まさかこんなことをするとは思いませんでした〜とか言って逃げやすい

ですので、往々にして、本気で相手のことなんて思っていない「考えろ」指示が多数発生してしまうのです。

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行動:じゃあ、「考えろ」って言われたらどうするの?

「考えろ」という指示が自分にとってのものなのか、相手にとってのものなのか見極めるためのチェックポイントを紹介します。

✔︎ 考える対象:具体的に何に対して考えるのか?それの対象を考えることで身につく能力は、自分のキャリアに役立つものなのか?
✔︎ 成果:素晴らしいアイデアを出せば、自分の成果として公表されるのか?指示した人だけ成果にならないのか?
✔︎ 報酬:考えた分、単純作業よりも高い報酬をもらえるのか?
✔︎ 責任の所在:考えた結果、悪い結果を招いた場合に、指示者は責任をとるのか?

もし、これらをチェックした結果、自分の為にならず、相手の利益が大きい指示であるようなら、それは「考える」搾取です。
たまになら許してあげてもいいかもしれませんが、このような指示が常態化しているようなら、何らかの対策を取った方がいいです。

✔︎ 別の上司・同僚に相談する
✔︎ 思いきって転職する
✔︎ クライアントであればこちらから契約を切る

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提言:AI時代において、自分のために考える時間を確保することが大事

これまでは、会社員は一般的に「労働」の対価として給与が支払われていたため、「考える」ことの価値を真剣に考えられてこなかったと想像します。

しかし、来たるA I 時代においては、「労働」の価値が下がり、「考える」ことの相対的な価値が上がっていくはずです。

そうすると、相手のために「考える」時間を使うと言うのが如何に危険なことかわかってくると思います。

どうか、自分の為に「考える」時間を使ってあげてください。

まとめ

今回は、「考える」と言うことの価値について書きました。
考えることができる時間は有限であり、自分自身のために使うべきです。相手のために使う「搾取状態」に陥らないように注意しましょう。

特に、AI 時代においては、「考える」ことの相対的な価値は上がっています。自分自身のために「考える」時間をたっぷり確保して、これからの時代で活躍していきましょう!

ここまでお読みいただきありがとうございました。
本記事が皆様のお役に立てましたら幸いです。

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