生理痛と陣痛とお産(男性にも読んでほしい。子どもにはいつ教える?)
1. 男性って、生理や生理痛のこと、どれくらい知ってますか?
2. 子どもには、生理について、どう話してますか?
なんだか、異性や子どもに話すことがタブーとされている色のある生理。
女性側の配慮によって、生理で汚れたナプキンって、男性は目にすることが、ほとんどないですよね?
私の場合、息子がまだ小さくてトイレに一緒に入ってくるので、そのときに、生理を目の当たりにしています。
「かあちゃん血が出てる!」「怖いよう。」と、はじめこそ言ってましたが、「赤ちゃんを産むために女の人の体は生理になるんだよ。」と話してからは、「あ、かあちゃん今日生理ー?」と、普通に聞かれるのが日常になりました。
生理と生理痛
私は、小4で初潮がきました。
生理痛は高学年くらいからあったと思います。私はどちらかというと腰にくるタイプの生理痛でした。
私の場合は、28日周期が多かったですが、鬱になってから周期が乱れ、24日周期で来ることが続きました。(生理周期が24日以内よりも短い状態のことを「頻発月経」といいます。 )なので、精神面も、生理に影響するのかなぁと思っています。
私の母は、その周期を母のスケジュール帳につけてくれていました。
これは、望まない妊娠を避けるためや、体の異常、気持ちが不安定な時期を予測するために、つけてくれていたのだと思います。
生理は、きた初日から次の生理の初日までを、1回の周期として、カウントし、次の生理が来る日を予想します。
周期がよっぽど安定していない限り、予想日の数日前からナプキンをして、生理に備えます。(じゃないとパンツや服が血だらけになります。)
なんかイライラするなぁ、なんか眠たいなぁと思ってたら、生理がきて、「あ、生理のせいやったんかー。」と自分で納得することがあります。
私の生理痛の場合、腰の鈍痛がメインですが、ほかにもお腹が痛くなる日や、頭痛が出る日もあります。
生理前は異常に眠たくて、実際、超時間寝てしまうこともあります。メンタルもその時期はダメージがいつも以上に大きくなり、沈みがちです。
腰の鈍痛に関しては、これが当たり前の痛みだ、これくらいのことはみんな耐えてるんや、と出産するまでの20年ほど思って生きてきました。
生理痛がきたら、こういうものだと思って我慢して過ごしたり、ひどい日はロキソニン(痛み止め)を服用して過ごしていました。
が、私は出産を通して知るのです。
「生理痛、陣痛と同じやん。」
聞いてた話とちがう!笑
出産を経験した友だちには、「めっちゃ痛いで!」と、産前に散々聞かされていました。(もちろん、その分、産まれてきてくれて幸せなことも聞いてます。)
また、ある友だちからは、陣痛が来たときに「痛い痛い!」と叫んでいたが、「まだ大丈夫そうやなー。」と助産師さんに、相手にされなかったというエピソードを聞いていました。
なので、私の場合は、とにかく喋らずに、呼吸に全集中スタイルを貫きました。笑
私がお産した産院は、「ソフロロジー式」というのをすすめていて、産前に、お産のときの呼吸法を、音楽とガイドに合わせて練習していました。
それが功を奏したのか、それとも、普段の生理痛がひどかったせいなのか…
陣痛は、生理痛の一番ひどいときの痛みやん。これ知ってる!
となったのです。笑
なので、私は、「水(ちょうだい)…」「ここ(さすって)…」以外は一言も喋らず、呼吸に全集中しました。笑
陣痛は約10分刻みに、波が来て、産まれるのに近づくにつれて、間隔は短くなります。
私は、呼吸に全集中してリラックスを心がけながら、陣痛の波が引くと同時に、夢を見ました。(寝てました。笑 しかも毎回違う夢。)
そうやって、陣痛のたびに痛みをのがしては、寝て、違う夢を見るのを繰り返し、最終的には、なかなか出てこなかったようで、吸引の処置にも手伝ってもらいました。
「お母さん!最後は自分の力で産むのよ!」の助産師さんの言葉にハッとして、最後のひと踏ん張りで息子がヌルッと出て、10時間ほどで産まれてきてくれました。
そんな体験を通して、私は思ったのです。
「生理痛は、陣痛を乗り越えるための練習」だと。
女性の中でも、生理痛が全くない人もいれば、たまにある人、1ヶ月の半分くらいしんどい人もいたりと、様々です。
私は、生理痛があっても倒れるわけではなく、頑張れば立てるくらいだったので、マシな方だと思ってました。(あんまりひどい日は仕事を休む日もありましたが。)
他者との比較は実際にその人にならないとわからないので、比較のしようはありませんが、今思えば、生理痛がひどい方だったのかもしれない、と後から気づきました。
私は、陣痛に耐えながら仕事や家事をしてたのか、と思ったのです。
これは、決して生理痛が軽い痛みだと言ってるのではなく、私が痛みに鈍感だった(これくらい、みんな乗り越えてる)だけであり、「陣痛並みに痛い痛みに耐えて仕事や家事してる自分、すごい!」と思うようになりました。
うちの夫は、「生理痛くらい大丈夫やろ。」「実際立ててるんやから、家事やって当然やろ。」と態度で示してきている人でしたが
「え、今、生理前(生理)なん!?無理せんとゆっくり横になっとき〜。」と言われていたら、どれだけ心と体が救われていたことか。
こどもに教えるタイミング
小学校では4年生で、性教育の一環として、生理について学びます。
しかし、私は、なるべく小さい頃に実際に目の当たりにした方が、良いのでは、と思いました。
お風呂でも、血が流れるので、夫と暮らしている頃は、生理のときのお風呂は夫に頼んでいましたが、別居してからは、生理の日も息子と一緒にお風呂に入っています。
本来、生理痛を和らげるためには、体を温めた方がよいので、湯船に浸かる方がよいそうです。なので、よっぽど血が垂れそうでないときは、私も湯船に浸かります。
年齢が大きくなるに連れ、割とグロいので、見せにくくなるし(小学生を超えたら逆にナプキンの汚れは絶対に見せたくない…)、思春期も入り、それこそ男の子には話しにくくなるので、自然と目の当たりにしたこの時期に、生理について子どもに話せたのは、よかったと思っています。
生理を知っている男友だち
高校生の頃、はじめて男子から生理のことに触れられました。それは、決して嫌な感じではなく、
「俺、姉ちゃんおるから、生理のときは女の人しんどくなるん知ってる。」「『彼女ができたら生理のときは労ってあげや。』って言われてる。」と聞いて、めっちゃいいやん!と思ったのです。
さいごに
生理でしんどいときに、男性側や子どもに知識があるかないかで、対応が全く違うと思うのです。これから、生理の知識が当たり前に広がって、パートナーやお母さんが、無理せずに過ごせますように。
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