見出し画像

20歳大学生が考えたキャリア論 -数年後に意外と参考になった話

はじめまして。
2024年6月から某製造業SaaSスタートアップでお世話になります、武藤と申します。

私は大学2年生だった3年前、スタートアップの長期インターンシップに出会いました。計3社で経営企画・新規事業立ち上げ・海外事業営業戦略・営業(IS・FS・CS)・人事企画・採用・広報など色々やらせていただきました。

多様なバックボーンを持った方々とお仕事させていただいたり、採用活動に携わったりする中で、自分より年齢が一回り二回り離れている方々のキャリアに触れる機会が多くありました。経験則で測れないが故に客観的にキャリアを分析したり、キャリア論に関する書物を圧倒的に読んだりすることに繋がり、結果として自分なりのキャリア論を思考し始めるようになりました。

当時作成した1枚のスライドを先日見返したところ、我ながらただの大学生が作ったにしては言えてる箇所もありましたが、同時に、学生が机上で論じた仮説の域を出ていないとも思いました。
そこで今回白日の下に晒すことで、皆様にご指摘を頂戴できたら、またキャリアに関して悩まれている方にとって何かヒントになれたら、嬉しいなと思っております。

(※)当時、社会人経験もない中での仮説ですので、表現に手触り感がなかったり、原体験や実績が伴っていなかったりします。とハードルを下げてお読みいただけたら安心できます笑


簡単に自己紹介

全然話せないですが、イギリス留学してました

◼️学歴
南山高校 → 名古屋外国語大学 → University of Essex Colchester
◼️職歴
日本酒スタートアップBizdev/HR → 駐車場SaaSスタートアップHR → SIer HR →製造業SaaSスタートアップ営業(2024年6月〜)

直近では正社員として勤務することが決まっておりますが、学生と社会人の境界線にいたタイプではあるので、新卒の定義は見失っております。

◼️パーソナリティ
・MBTI:ESFJ
・ビッグファイブ理論:E-93/A-91/C-92/N-90/O-93
・ソーシャルスタイル:ドライバー
・ストレングスファインダー:俊敏性/独創性/自己信頼/決断力/高揚性
・FFS理論:A-2/B-11/C-12/D-4/E-2
・エニアグラム:7w8、△715

◼️趣味
・優先順位は食>>>>>>住>>衣ですが、自炊はしません。
・毎朝6:00と週末で読書タイムを設け、月に7〜10冊程度読みます。最近は東洋思想×マネジメントにハマってます。
・ガジェット好きでtemuでついつい買ってしまってます。色々試しては返品も手間で、モニターが余っています。

ビジネスパーソンとしての在り方

早速、当時作ったペラ1を貼らせていただきましたが、
総論として、「キャリアはポジショニングである」と考えていました。「時代」「自分」「他者」の3要素に分け、それぞれの重なりを意識していくことで、自身の目指したきキャリアが見えてくるのではないか?という仮説です。

大学2年生当時に作ったキャリアイメージのスライド

1. 時代

当時はコロナ禍真っ只中で、時代変化に全員が振り回されている感覚を持っていました。時代が「神様の手」だとすると、その手の上でしなやかに踊る人、窮屈に踊らされる人、耐えきれず手からこぼれ落ちてしまう人など、、、それらを痛感するほど強烈な時代変化でした。(例えが下手なのは見逃してください)
また「破壊的」テクノロジーの出現によって、世界は速く、突然に、変化していきます。 「対岸のトレンド」だったものが「自分達の当たり前」になるまでそう時間はかかりません。
常に情報をキャッチアップし、取捨選択し、アウトプットするリテラシーが求められると感じました。

当時で言えばコロナやリモートワーク、現在で言えば生成AIのように、その時代で興る事象とその波及効果を認識し、対応していく力は間違いなく必要でしょう。


2. 自分

「将来どうなりたいの?」「あなたの長所は?」「あなたの今の課題は?」
当然のようにWill・Can・Mustを問うスタートアップ文化での質問に悩み、またフィードバックをもらう度に、自分自身と自分がやりたきことの解像度が上がりました。好き嫌いはあるか、どんな時にモチベーションを感じて、その源泉はどこにあるのか。自身の価値観や性能を理解し、アップデートしていくサイクル続けるには、その変化と成長を楽しむことが大切です。
ワークライフバランスを保ち、ウェルビーイングを向上させることも、「心身の健康を保つため」という観点では、ここに含まれると考えていました。

物事や自分自身をメタに見れる力も当然必要ですが、自己理解と自己成長を重ねていける方は楽しそうに働いているなとも感じていましたし、また活躍している方が多いなと感じていました。

3. 他者

自身のキャリアを構成する要素として「他者との関わり方」という観点でも分析できるのではないかな?と考えていました。
・他者にどんな影響を受けたいか?
・他者にどんな影響を与えたいか?
・どんなチームでどんな役割を担いたいか?
マズローの「承認欲求」「社会的欲求」はここに含まれるでしょうし、また心理的安全性がキャリアの意思決定に作用するケースも多く見ていました。

ヒト・モノ・カネ・コトの優先順位や優先度合いが人によって違うなと感じていました。何を大事にするかは別として、意思決定における評価軸・判断軸として自分の外に何を見るか?は意識していました。


4. 需要と機会(時代×自分)

時代の変化に応じて新しいポジションが生まれては消えています。自己認知と自己研鑽のサイクルを続けていきながら、社会の情報にアンテナを張ることで社会の「需要」を知り、自己実現のための「機会」を認識することで、活躍していくフィールドに近づける可能性があると感じていました。

限定的なケイパビリティを持った方を求めてJDを起こしたり、多種多様なジョブ型採用を目の当たりにし、(ざっくり)「採用=人材要件(需要) × ケイパビリティ(供給) × タイミング(機会)」だと感じました。それぞれをいかにコントローラブルな状態にして採用活動を進めるか、も人事の腕の見せ所だと思っていました。


5. 多様な価値観(社会×他者)

時代の変化とともに、SDGsの一環としてもDEIB(多様性、公平性、包括性、帰属意識)が注目されています。個の尊重が当然の社会になってくる中で、自己のアイデンティティを主張する主体性だけでなく、他者のそれを理解する受容性も大切になります。
また多様なコミュニケーションを通してスキルやスタンスにおいてアンラーニングできる部分もあると感じていました。

人的資本経営の理解も浅い中で、組織論では価値観の同質性・多様性がテーマになっていきそうだなと感じていました。また人材交流から生まれる気づきや学びが自信に与える影響についても小さくないと、改めて思います。


6. 相互影響(自分×他者)

リーダーシップやフォロワーシップなど組織成果を最大化させるためのマインドセットもキャリアを構成する要素だと考えていました。公私での人付き合い方もそうですし、フィードバックサイクルの量と質もそうですが、相互に作用する中で組織におけるポジショニングが成り立っているなと感じていました。

特に若年代の成長において、フィードバックサイクルの量と質は非常に重要なファクターだと考えています。逆に言えば、マネージャーとしてのキャリアを作っていく上ではメンバーを導くだけでなく、メンバーから吸収していく姿勢も求められると思います。


7. 自身の在り方(社会×自分×他者)

「社会」「自分」「他者」
それぞれが重なり合うところにポジショニングしていくことで、キャリア形成を進められるのではないかなと考えていました。各論が重層的に関わり合ってくることで、自身の在り方(=キャリアビジョン)が見えてくると感じていました。

改めて見てみると、どうでしょうか笑

総評(自己評価です)

全体を通して、各論では間違った事は言っていなさそうなだと振り返りました。当時見聞きしていた情報をまとめていたに過ぎず、情報も話も浅いですし、まとめ方も因果関係もキャリア論としてかなり稚拙ですが、、、
いざ見返してみると、今の自分をハッとさせる箇所も部分的にありました。

今回、私自身が製造業SaaSスタートアップにジョインすることを決めました。入社エントリはまた別の機会で書くこともあるかもしれないですが、
【4. 需要と機会】が特に、今の自分には良い影響を与えてくれました。

トータルでも4社ほどしか選考を受けなかったのですが、この会社は選考過程で違う職種の案内も受け(=需要)、自分のCan・Mustを再度見つめ直し(=供給)、結果として当初と違う職種にてジョインする運びとなりました。(=機会)

過去の自分の産物が数年後の自分に返ってくるとは思いませんでした笑

最後に

今回お話しした持論は振り返っても「浅いなー」と思ってしまいます笑。
あれから数年間で様々な書籍を読み、採用担当として様々な方の意思決定に寄り添い、アップデートできる余地も大いにあるかと思います。

最後までお目通しいただきありがとうございました。
本noteでは学生時代のアウトプットを引っ張り出してきてあーだこーだと書き連ねておりましたが、何か参考になる部分が0.1mmでもあれば、当時の自分が喜ぶと思います笑

※またキャリアに関するビジネス書の中で、直近で読みやすかったものをいくつか挙げさせていただきます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?