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その人の痛みはその人にしかわかりえない

阪神淡路大震災から26年。コロナ禍ではあるものの、今こうして日常があることをありがたく思うと同時に、当時を思い出すとまだ胸がいたむ。おそらくこうした痛みはずっと持ち続けるであろうし、持ち続けるべきだとも思っている。

そして昨年はこの安先生のドラマが放送され、本を手にしていた。

震災という惨事で傷ついた心と向き合われた安先生の姿勢をみて、キャリアコンサルタントのあり方を考えさせられた。

キャリアコンサルタントは仕事であり、仕事であるということは対価があるビジネス。

一方では人と向き合う仕事であることを忘れてはならない。人の痛み、悲しみ、辛さ、ショック、そんなマイナスの感情も含めてその人の人生と向き合う。

お金で割り切れるだけの仕事ではない。本当に目の前の方を想い、寄り添い、愛する努力をし、そして自分自身をも開示して、人と人との関わりの中で行われていく。

もちろんそれだけでは食べていけないけれど、お金のためばかりに偏ると、結局は崩壊してしまう。

クライエントの痛みはクライエントにしかわかりえない

それを心してクライエントのみている世界を見ようと努力し、向き合える。

そんなキャリアコンサルタントで常に居続けたい。

26年。もう一度大切なことを忘れないように噛み締めながら、明日に繋げていきたい。


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