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今手の中にあるものを大切に手を取り合って

いつだったか訪れた平山郁夫美術館。

小学生のころに描いた絵から晩年の作品までふんだんに堪能できる。そうなると、画家の心、経験の変遷などが否応なく感じ取れる。

平山郁夫さんは広島で被爆し、しばらくその後遺症に悩まされる事になる。そのころの絵はどこか常に恐怖を感じ続ける心を感じる。どこか怯えながら描いているような。

そこから「仏教伝来」という作品を発表し、これが評価され、そしてなぜか体調も回復し、画風がどんどんと変わってくる。そういった変化が感じられ平山さんの人生を堪能できる。

そしておそらく平山さんは、昔から伝わるその土地土地のいいものや風習などを大切にしたいという思いと平和への願いを強くメッセージとして打ち出されている。

今あるものを大切にしながら、動物も子供も大人も男も女もみんなが一緒に世の中を作っていく。そんなメッセージが伝わってくる。

少し大変な今の状況ではあるけれど、ないものねだりをせず、みんなで共に乗り越えていく。そのために今自分ができることを着実に行い、やさしくあることを忘れないでいたい。

笑顔忘れず、毎日を大切に。

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