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合唱から社会を変えられるんじゃないか?

大好きだったラジオ番組の最終回収録日、番組を立ち上げた方と初めてお会いして「音楽は社会を変える」「合唱は偉大」みたいな話で意気投合。
(根拠のないそれっぽい言葉は好まないけど)「終わりは新たな始まり」で、その日から合唱する機会を作れないか毎日構想を練っている。

エストニアの「歌と踊りの祭典」


その方に教えてもらったエストニアの「歌と踊りの祭典(Laulupidu)」の話が、この企画の原点。
エストニアは、ソ連支配下にエストニア語で民族音楽を合唱し独立の機運を高めた歴史がある。1988年のこの祭典で、国民の約3分の1にあたる30万人以上が独立を願って歌いに集まったらしい。合唱によって団結し、血を流さずに独立したこのデモを「歌の革命」ともいうらしい。「歌の革命」か。素晴らしすぎて苦しい。

その後も5年に1度行われ続けているこの祭典、2019年の動画をどーん。その辺の「合唱祭」とか想像している人がいたら絶対見てほしい。3万人の歌い手と10万人の聴衆が集まったらしい。

いいや歌い手3万人て!!!えぐいて!!規模どうなってんの!だし観客も一緒に歌ってるから、大合唱も大合唱。その場に行って聞きたすぎる。母校の合唱祭でも泣かちゃうんだから、もう行ったら生きて帰ってこられないかも。

日本でもやりたい

そんなこんなで、歌の力はすごいんだって改めて思ったし、私が音大に入ったのは音楽で人に幸せを感じさせたり運動をエンパワーメントしたりしたかったからだから、何かしたくてうずうず。

とりあえずinstagramのストーリーで「自然とか平和とか民主主義とかテーマの合唱曲教えて」と投げてみると25曲くらい出てきた。非常に熱い。
・地球星歌
・信じる
・言葉よりも
・COSMOS
・HEIWAの鐘
・決意
などなど

強いメッセージをストレートにこめながらも多くの人に愛され歌われる曲を書いてきた作詞作曲家の人が日本にもこんなにいることに希望を感じ、もしこれらの歌を通じてみんなと繋がれたらと想像するだけで希望のバロメーターが上限を突破してまた苦しくなる。

そろそろ合唱企画の内容に移れよ

らららららら〜らら、ららららら〜ら
(聴きながら書いてる)

といっても全然いい方法が思いつかない。対外的な啓蒙活動って訳ではないから、初めはちゃんとしてなくてもいいか。時間をかけて何かしらの形ができていくのかも。

エストニアは第二の国歌と言われる曲があるらしいが、日本にはそういったものはない気がする。多くの人は学校での合唱経験があると思うが、同じ曲を歌ったことがある訳ではない。

んじゃあ音取り練習からやらなきゃだよねぇええ!

〈内容〉
曲決めて、練習して、歌う。

〈詳細〉

    • 1曲歌えるようになったら次の曲を練習する

    • 最初は「地球聖歌」と…追々考える

  • 日程

    • 毎週◯曜日

    • いつ来ても来なくても、1回だけ覗いても、毎回来ても可

  • 場所

    • 寒くなきゃ都内の公園が楽しそう

    • いずれにせよ誰でも入ったり出たりできる貸しスペースとかで

  • 必要事項

    • 伴奏者

    • 公園でやるなら持ち運びできるキーボード


3人でも集まれば続けたい

ここからは、私の個人的な考え。
私は今年の6月、母校で音楽の先生として教育実習に行ってきた。合唱祭の時期で、受け持った授業の半数は合唱。大学で声楽を勉強している私が伝えたのは、「ここできてない」とかいう歌唱技術ではなく、課題の見つけ方やみんなで修正する方法だ。「○○が表現したい時は、△△って練習するといいかも」「「こうしたい」とか意見ある人いる〜?」みたいな。
合唱には、歌が上手い人や音楽経験の多い人だけが発言権を得られるなんてルールはない。 「ここのリズムで○○を表現したい」「この歌詞は〜って解釈できるかも」と、みんなが発言権を持ち、全ての人が取り残されることなく歌の成り立ちに関係する。自分は合唱の一部であり、その歌を作っていく一人である。
そういう点では、私が理想とする民主主義の形に近い気がする。正解を知る人がいるのではなく、みんなで試行錯誤して作っていく。自分は社会の一部であり、その社会を作る一員である。

民主主義を掲げながらも、あらゆる利権で物事が決定し、声を上げても届かない、そもそも政治に関心がない人も多い、そんな今こそ、合唱すべきなのではないか。

1人でもそんな感じのことが感じられる場になるのであれば、というか、私がそういう感覚を持ち続けられる場になるのであれば、人数が少なくても続けていきたいなと思う。

もし興味があれば、多分あらゆる私もSNSで1つ乗るので声をかけてもらえたら嬉しい。


あなたの毎日が 世界を創り
愛する想いが 地球へと広がる

「地球星歌」より


(エストニアの合唱の歴史の参考文献)

https://www.eurasia.co.jp/attraction/feature/estonia_festival

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