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映画『12ヶ月のカイ』成長記録|2021/04/27
シンプルに勉強不足なだけだったんだけど、昨夜、信じられないことに気付きました。
『12ヶ月のカイ』もしかしてすげぇ人に見られてた…?
昨夜、映画祭の公式サイトをもう一度見直していたら、映画祭の運営スタッフが紹介されているページに辿り着きました。主な運営メンバーの、顔写真と名前と肩書きが載っている程度のシンプルなページでしたが、そこから『12ヶ月のカイ』が選ばれた「Sci-Fi Competition」(SF=Sci-Fi)のプログラミングディレクターがどんな人か、名前をコピペして「film」のワードを追加して検索してみたら、…時が止まりました。
いや待て…
おい…え…?
スターウォーズの著者…?????
小一時間、フリーズ。
映像化されていないアザーストーリーのようではありましたが、小説版のスターウォーズ「X-WING」シリーズなどを執筆されていた経歴の持ち主だそうです。このシリーズ、過去には日本でも翻訳されて出版されてましたが、本筋のストーリーではないからか、今ではあまり出回っていないようです。(英語版はKindleとかで読める)
かれこれずっと、『ハリー・ポッター』と『スターウォーズ』とジブリ映画が好きと公言してきましたが、まさかここで、憧れの作品の一枠を担っていた人物と人生交わることになるとはつゆとも想像しておらず…。しかも映画祭のページに載っていた彼の写真は「近影」って感じだったんですが、上の写真はそれよりも少し若い頃っぽくて、本当に同一人物か瞬時には判断がつかなかったんですよね。お陰様で、普段メールのやりとりしているケイティという別の映画祭スタッフに「不躾な質問でごめんだけど、この人ってスターウォーズのあの人…!?!?」と、突拍子もない連絡をしてしまいました。現地時間、朝の7時か8時くらいだったのに。即レスしてくれたケイティありがとう。
と、歓喜したのも束の間、冷静にこの状況を考えると、なぜこの作品が選ばれたのかが益々わからなくなりました。
スターウォーズシリーズを書くような生粋のSFオタクが『12ヶ月のカイ』に見出した魅力って一体なんなんだ…?困惑しかないのよ、こっちは。たしかに、アカデミーでもクロエ・ジャオ監督が受賞したように米国では今アジアがアツい的な流れはあるのかもしれない。そりゃ日本人女性でSF映画撮るような人間は、アメリカ人にとってはごくごく少数なのかもしれない。だとしてもだよ。どこが彼らに響いたんだ…???
まあ、こればっかりは、スタックポール氏や他の審査員に直接聞いてみるしかないのかもしれません。ちゃんと聞き取れるように、英語がんばろ。
海外の映画祭に日本の映画はたしかに少ない
そして今日も、filmfreewayで新たに応募する海外映画祭の情報をパトロールしていました。大抵は、filmfreewayに載ってる情報をざっと見たのち、映画祭の公式サイトを見て、サイトのデザインのクオリティや過去の映画祭のアーカイブがどれくらいしっかりしているか、他にどんな作品が過去ノミネートされているかを見ながら応募するかしないかを判断していきます。この時、たまーに三池監督や深田監督他日本人ぽい綴りの名前を見かけることがあり、そいういうところは日本人監督の作品を見る体制があるってことなので、割と積極的に応募してます。あとシンプルに、日本人の名前見つけると嬉しくなっちゃうよね。テンションだけで応募している映画祭も、中にはあります。
ところが、そういう映画祭が決して多くはないことを、ここ最近痛感してしまってるんですねー。各映画祭HPのアーカイブを見ると、日本人監督・日系監督の作品の少ないこと少ないこと。マジで希少種。
海外開催の日本映画祭(ジャパンカッツみたいなところ)だと当然日本の映画はたくさんノミネートされてますが、そうじゃない中堅の国際映画祭・ローカル映画祭クラスになると、グンと日本映画を見かける割合が低くなってしまう。まあ、そもそも予算がない日本のインディーズ映画が海外のローカル映画祭・中堅国際映画祭に出すこと自体がハードルが高いのかもしれないけど。「英語字幕」という第一の壁を乗り越えられない作品がいかに多いことか…。(ちなみに英語字幕に関しては、相談に乗れる窓口いくつか知っているので、字幕付けたい監督さんおられたらいつでもご相談ください)
プロデューサーや他の映画関係者からよく「海外では日本映画があまり出回っていない」と聞きましたが、こういう小さなところにも如実に表れていたんだなと痛感しました。
なんだろう。日本の若手監督さんたちは、何を目指してるんだろう?
私は、全ての女性を幸せにしたいだけ。女性の幸せを大切にするその先に、果ては「人類全体の人間力を上げる」ことが運良く叶えば、それでいい。人類が内側から死なないために、為すべきことを為せればそれでいい。
▼この辺の話は別記事でも書いてるので、よろしければそちらも是非。
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