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キャラクターや国のネーミングは「逆さ言葉」から

自分は、小説に登場するキャラクターの名前や地名などに「遊び心」を入れるのが好きです。
 
意味を持たせたり、隠しワードを入れたり…
 
pixivさんに連載している乙女ゲーム風ファンタジー小説「選帝のアリス」の場合は、そんなネーミングを「逆さ言葉」から付けています。

たとえば、物語の舞台となる世界の名が「エスリヴェール」なのですが、それは「逆・反対」などを意味する英単語「reverse(リバース)」を「逆さ」に読んだものです。
 
(「エスレヴァー」などとも読めるわけですが、その辺の「読み」は作者の好みで、適当に表記を決めています。)
 
他にも、物語の中に登場する人物の名、地名、種族名、アイテム名、その世界にしか存在しない特殊な職業や概念の名etc…、必要なネーミングは全て「逆さ言葉」で決めています。
 
なぜ「逆さ」なのかと言うと、ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが…物語の舞台となるエスリヴェールが「裏返し」で「逆さま」な世界となっているからです。
 
(TSだとか、美醜が逆さまだとか、価値観が逆さまだとか、そういうことではありません。)
 
たとえばキャラ名なら、そのキャラクターのイメージに合う「単語」を探し、それを逆さにするわけですが…
 
逆さにすると全く「読めない」ものがあったり、名前としてビミョウな(美しくない)ものがあったりで、意外と難しかったりします。
 
なので、時には「使いたかった単語そのまんま」ではなく、「連想ゲーム」のように「少し遠回しな単語」からとった名前もあります。
 
たとえば主人公と皇帝候補7人が1年間を過ごす城が「浮遊城(レフス・デュオルク)」なのですが、これは「shell(貝殻)」と「cloud(雲)」から来ています。
 
城の見た目からの連想と、「空に浮かぶ=雲」という連想からのネーミングです。
 
中には、かなりネタに走ったネーミングもあるので、そこに注目していただけると、また違った楽しみ方ができるかも知れません。
 
(アキレマの王子「アキウス」など、イメージカラーの「赤」からの連想で名付けようとした挙句に、なかなか良い単語が見つからず、苦肉の策で付けていますから…。ちなみに英語ではなく、日本語のローマ字読みです…。)
 
ちなみに小説内のキャラや特殊用語については、サイトと連動して「用語辞典」を作っています。

上部にアルファベットのスペルも表示していますが、わざと読みづらい感じの(そしてファンタジーっぽい雰囲気の)字体で書いています↓。

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