36:ルート選択ならではのネタで遊ばないなんて勿体ない!
<前の記事→35:投稿小説ですら多機能にしてしまう…>
昔から、SLGやノベルゲームのルートを完全制覇するのが好きなタイプでした(そういう所もコンプ厨)。
何が楽しいかと言うと、選択肢を変えることにより、前のルートでは見られなかった“IFの世界”が見られるのが良いのです。
同じ時間軸を、前回のルートとは違う人と、違う場所で、違う行動で過ごす…。
現実世界では絶対に不可能な「この時、こっちの道を選んでいたら、こうなっていた」がルートの数だけ見られるわけです。
そんなコンプ厨ゆえに、自分がSLG風の投稿小説を作る際にも「ルート選択ならではの楽しさ」を盛り込もうと考えました。
…というわけで、pixivさんに投稿している「選帝のアリス」には様々な工夫を凝らしています。
そもそも「選帝のアリス」は7人の皇帝候補(+隠し攻略キャラ)と空に浮かぶ城で1年間ともに過ごし、最終的に“皇帝”を選ぶという物語なのですが…
1章ごとに1ヶ月進む仕様で、ルート分岐のスタートは4月のお花見シーズンとなっています(…というか、攻略対象をうっかり7人も作ってしまったせいで、現時点でまだ4月までしか進んでいないのですが…)。
4月は各候補の自己紹介回であると同時に「お花見デート回」なのですが、各ルートごとにだいぶ雰囲気の違うデートになっています。
宮廷ロマンス風だったり、冒険RPG風だったり、スポーツ青春もの風だったり、世界名作劇場風だったり、東京ミュージアム巡りデート風だったり、魔法ファンタジー風だったり…
それだけでなく、あるルートでチョイ役で登場するキャラを、別のルートでは重要な役割を果たすキャラとして再登場させたり、同じ場所へ行ってもルートによってちょっと描写が変わってきたり…
あと、読んでいただければ分かるのですが、「クローゼット」でかなり遊んでいます。
ヒロインのアリスには皇帝候補との交流用にたくさんの衣裳が用意されていて(ドレスから冒険者用の装備まで…)、それがクローゼットに仕舞われているのですが…
毎回(毎ルート)クローゼットを使うたびに「あれ?前のルートと違う」「そんな仕掛けがあったんだ!?」というように描写をマイナーチェンジ(いや、マイナーチェンジどころじゃない気もするけど…)しています。
…まぁ、こんな感じで遊んでいるせいで余計に執筆に時間がかかってしまうんでしょうけど…。
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