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子供の運動能力を高めるために何させる?(1)

今まで保護者の方にどうしたら子供の運動能力を伸ばせられるのか?という質問を受けてきました。

もし私が子供の運動能力を高めたいと思ったら幼少期から何を子供のためにするかを現段階での私の考えを書いていこうと思います。最後に私なりの答えをまとめます。

そもそもの運動能力のベースを作るのか、専門的なスポーツの能力を伸ばしていくのか、まずはその部分を一緒に考えずにいきましょう。

両親の運動習慣、または運動に対する理解がかなりの影響を及ぼすと思っています。両親の運動習慣がある家庭は、そもそも運動をするハードルが低いために、何か運動をする際にかかる経費などの制約があまりありません。

(1)何かスポーツクラブに必ずしも入らないといけないわけではない
幼少期から何かのスポーツクラブに通わせた方が良いですか?という質問も私は聞かれます。私だったら、必ずしも通わせる必要はないが、ケースバイケースと答えるでしょう。

(2)子供が何かをしたいという運動があれば、その運動を選択します。子供がその種目を一生懸命するという感じになれば、選手コースのようなものに変更すれば良いですが、それまでは週1〜2回などのコースでも良いのではと思います。
幼少期の子供は、いろいろなもの、特に友達がやっているものに対してすごく興味があります。
Aという運動をしていて、友人がBという運動をしている場合、可能であれば是非Bという運動もさせてあげます。
普段から遊びに行くような環境であれば、フルタイムのような選手コース出なくても良いかなと思います。


今まで私が関わってきたアスリートの方達との印象では、幼少期は2個くらい違う運動をやっているでしょうか。

小学校中学年くらいになると、その運動(競技)をフルタイムでやり始めることが多くなってきます。

すごいなと思ったことがあり、サッカーなどは、所属するチームでの練習以外に、ドリブルを専門的教えるスクール、パスを教えるスクールと競技の中でも専門性に分かれるものがあるそうです。


保護者として、子供にどうなってもらいたいかということが大きいかと思います。
子供にプロ選手になってもらいたいために運動をさせたいのか、
健康な子供になってもらいたいのか。

どちらでしょうか?

サッカーのクリスティアーノ・ロナウドという選手がいますよね。
サッカー界でも一時代を築いた現在も現役選手です。

その選手の野球での始球式を見たことがありますか?

サッカーは一流ですが、投球動作に関しては、幼児と同じくらいの発達ぐらいです。

彼の運動に関してのバックグラウンドを知らないので、これ以上は書けませんが、ある程度の種目を満遍なくこなそうと思うと、やはり色々な運動をやっていた方が無難にこなせそうです。

その上で、子供が熱中し始めた種目をさせることがいいかなと思います。

(3)食事
身長など、親の影響を少なからず受ける要素は別として、私が海外生活での比較をすると、食事の部分がだいぶ違うと感じます。
お肉(ここでいう牛、豚、鳥含めて)を食べる量が全然違うんです。
あくまで、私が生活している環境を見渡しているだけなので、全てではないですが、一度に食べる量のお肉が多いというより、各食事にお肉があるのです。
初めてその状況を目の当たりにする日本人は、「そりゃ、体大きくなるよ」とみんな口にします。

日本の場合、主食がお米なので、栄養のピラミッドも炭水化物を底辺としたピラミッドになっています。
私もそれを当たり前のように栄養の勉強の中で習ってきたので、お米を主として食べるというその先入観がありました。
お米だとおにぎりにしやすいですし、捕食にも向いています。
ただ、筋肉を大きくするという点において、食事内で米をいっぱい食べろ!という日本の部活の伝統文化的なものは見直していかないといけないと思います。
今回は、食事のことではないので今度食事の部分も書いてみたいと思います(お楽しみに)

(4)専門性
幼少期で運動を楽しく実施することは重要です。
子供のその運動(競技)を見る、子供のその運動への熱をみて子供がもっと上手くなりたいなと思うのであれば、少し目線を変えていきます
所属しているチームの方針、練習時間などを加味して、子供と話をしてみます。
所属チームでの練習以外にももっとやりたいということであれば、現在はたくさんの専門性を売りにしているスクールがあります。
少し前までは、チームにはいらない教えてもらえなかったことが有名大学、社会人、プロなどを経験してきた方々がスクールを開いています。
私が見る限り、費用はかかりますがコースなどフレキシブルに受講できるのではないでしょうか。
ただ、所属しているチームとの指導内容の兼ね合いで揉めるケースを耳にしますので、難しい問題も抱えています。
個人競技であれば、スクールを掛け持ちする子供も少なくありません。

以上、
幼少期で運動能力を高めるために私なら考えることをまとめてみました。

最後に、
子供たちが運動をする中で、色々ことが起こると思います。
保護者の方は、それらに関して決して否定的な言動をしないことが重要だと私は考えます。
本人も出来ないことが悔しいように、保護者の方も同じように悔しいのはすごく理解できます。
何でできないんだ!から、何でできないかを一緒に考えよう。一緒に頑張っていこうね。
それでも子供はその時の感情を表に出してしまうかもしれません。
それでも温かく見守ってあげてください。


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