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書評 ダークゾーン  貴志 祐介  デスバトル。将棋に似ている。ただし、駒はモンスター。

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舞台は軍艦島?。
ダークゾーンという仮想空間で、現実の人間が赤と青に分かれて殺しあいます。
将棋風デスゲームです。

駒はモンスター。
将棋の駒みたいな強い弱い
成ると超絶強いとか
殺した駒は自分のものとか
ほとんど将棋です。
配置や戦略で勝敗が決する7番勝負
王将が采配をふるいます。

クリムゾンの迷宮がRPGのゲーム風であるのに対して
この作品は、まんま将棋です。
面白いということでは、クリムゾンの迷宮が上です。

最初は、かなり違和感がありますが、読んでいるうちに楽しくなってきます。
この頭脳戦は読む価値ありです。
かなり楽しめる。

現在のパートで登場人物と主人公の関係性がわかるようになってますが
これは必要ないと思いました。
本書の魅力はバトル。モンスターを手ごまにいかにして戦うか
それだけのことです。

主人公が本当は植物人間状態とか、何で軍艦島なのか
敵と自分の関係性とか
そういうミステリー的な要素はいらないと思う。

2021 12 31



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