見出し画像

書評 頭がいい人の脳の使い方  小田 全宏  脳のパフォーマンスを上げる方法が書かれた実践本。心理学を応用しているようだ。

画像1

脳のパフォーマンスを上げるための実践方法を示した本でした。
わかりやすく、たくさんの具体例が示されていて
とても楽しかったです。

脳はポジティブシンキングを好むので、それをパフォーマンスを上げる方法として利用しています。
本書では、ポジティブシンキングを陽転思考を取り入れるとしています。
陽転思考とは、物事を太陽のように明るく転じてとらえる思考方法。
大切なのは「感謝」です。

これが本書の核となる思想でした。

頭のいい人は脳の使い方が上手。

脳の良しあしは、遺伝的な要因もあるが、脳の使い方次第で十分に変化する余地はあるとのことです。
年齢による脳機能の劣化。つまり、年を取ると脳機能はパフォーマンスがかなり落ちるという神話は真実ではなく、気にするほどではない。120歳まで元気に脳は活動するということでした。年齢劣化よりも、生活習慣、ストレス、睡眠不足の方が問題らしい。

記憶には、短期記憶と長期記憶があり
短期記憶はキャパが少ない。長期記憶は無限。
記憶力が悪いと思うのは、短期記憶にしているから。買い物などで「これを買って来て」と頼まれたのに忘れるのは、その記憶が短期記憶に入っていてキャパが少ないのでしかたがないのです。記憶を定着させ長期記憶にする必要があり、それについての具体的な方法が本書には示されていました。

画像2

上記のような心理学を利用した方法がたくさん紹介されています。実践的な本だと思います。

脳のパフォーマンスだけでなく、集中力、感情の対処方法などの具体策も示されていて、とても楽しい。わかりやすい本でした。

2020 7/23



この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?