映画 重力ピエロ 血のつながりよりも心のつながりが大切だ。
500ページの長編小説を2時間でよくまとめている。
小説と映画の決定的な違いは、レイプ犯の存在感だ。原作では軽く流されているが映画では、その極悪ぶりが際立っていた。
渡部篤郎が見事に悪を演じきっている。
暗号の謎解きがあっさり流されていて、映画はミステリーとしてよりも兄弟の心の問題を重視していた。レイプ犯の本当の父を渡部篤郎が演じ、こいつを殺すというか、火で燃やす。浄化させるのが1つの物語の核となり、その反対の存在としての優しい父小日向文世の存在もある。
レイプされた妻を受け入れて、その事件で生まれた子を受け入れて最後まで兄と同等に扱う小日向さん演じる父がすごい。
日向さんの若い頃
なるほど、父親役でいいと思った。
2021 5月2日
*原作小説を読んで、映画と比較しようという企画です。
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