書評 心を支えるシェイクスピアの言葉 河合 祥一郎 シェークスピアの名言を解説付きで楽しめる本でした。
解説の部分が短すぎたり長かったり、強引にまとめすぎていると思う。
最後に、シェークスピア作品の要約とかがあり、あれは助かった。
先に、後ろから読むと名言が理解しやすいと思います。
簡単に短時間でシェークスピアの世界に入れるのは楽しいが
名言からなので、その世界観までは到達しない。
ちょっこっとだけ齧る・・・という感じです。
名言をピックアップします。ここがメイン。少しだけです。
人の悪事は、人が死んだあとも生き、
善行は骨とともに埋められてしまう。
ジュリアス・シーザーより
やろうと思ったことは、思ったときにやるべきだ。でないと、余計なことを言われ、邪魔され、色々なことがあるうちに、やる気も弱り、踏み切れなくなる。すると「やろう」が「やらねば」に変わる。「これさえすればいいのだから」と一息つくと、一息ついて腰があがらなくなってしまうのだ。
ハムレットより
疑いは裏切り者です。やってみればできるかもしれないものを試すのを恐れて失うのです。
尺には尺を
己の姿は何かに映って初めて
己の目に見えるもの。
ジュリアス・シーザーより
神は、我々を人間にするために、何らかの欠点を与える。
アントニーとクレオパトラより。
名前が何だというの?。薔薇と呼ばれるあの花は、ほかの名前で呼ぼうとも、甘い香りは変わらない。
ロミオとジュリエットより。
2020 7/15
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