書評 頭を「からっぽ」にするレッスン アンディ・プディコム ビル・ゲイツが選んだマインドフルネスの入門書だ。
瞑想や禅修行についての本は何冊が読んでいる。
マインドフルネスが心身に良いと聞いたからだ。
だが・・・続かない。
苦痛だからだ。
本書には、10分間瞑想という方法が紹介されていて手軽に楽しめる。
説明もわかりやすく「意味」も説明があり
とても親切だ。
具体的なやり方については、本書を買われたし・・・
私たちは、日常生活において無意識で行動していることが多い
電車通勤、徒歩で歩く駅まで、ノートパソコンを開き行うルーティン作業
とくに、意識的にやらなくても毎日しているからできる
歯磨きとか、食事も同じだ。今、私は🥕を食べている。人参の赤は・・・で・・・だ。
とか意識して食っている人は少ないと思う。ハンバーグに何とかというフランスのワインが使用されているとか、そんな風に「意識」的に観察して食べている人は料理専門家くらいのものだ。
つまり、私たちは「無意識」でたくさんのことをやっている。
マインドフルネスとは、そこにいるということです。ほかのことに気をとられたり、上の空で考え込んだりせず「今この瞬間」に目の前で起こっていることをそのまま体験することです。
瞑想は、それを実現するのに最適なコンディションを作るための方法です。
私たちは常に何かをしている。行動、思考・・・。何かをすることに取りつかれています。
瞑想という方法を使って、頭を「からっぽ」にする。
空はいつでも青いのだ
と本書の著者は導師に言われました。
雲は自分の思念であり、心に多くの考えがある時には、青空が隠れてしまう。
その時の気分がどうであれ、心は本来、青空のようにつねに変わらないものだ
青空は「空っぽ」の状態であり、それは常にあるのです。
自分の中に健やかな気持ちの良い青空のようなものが常にあり、いつでもそこに帰れます。人生にどんなことが起ころうと、そこに戻れるのです。
著者の言う幸福とは・・・
どんな感情がわいてきても、心地よくいられること
じゃ、私たちを悩ませる感情とは何か?
多くの場合、ただの思い込みに過ぎない
感情のフィルターが、その時の世界の見え方を錯覚させているのです。
感情を意識しつつ、かつ振り回されないために、10分間瞑想とマインドフルネスを活用しようと著者は言っています。
深い理解=心の落ち着き
瞑想=意識すること
マインドフルネスは、「今、ここ」に在ること、自分が今どこにいて何をしているか意識することです。
普段何げなくやっていることにも「意識」を傾ける。
そうすると、今まで見えてなかったものが見えてくるということでした。
いい本です。
2020 9/24
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