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感想 赤ずきん旅の途中で死体と出会う 青柳 碧人 有名な童話の登場人物による犯罪、それを名探偵赤ずきんが解決


映画化されたと聞いたので読んでみた。
赤ずきんが、旅の途中で事件に遭遇し、それを解決していくという話し

シンデレラとか、ヘンゼルとグレーテルとか、マッチ売りの少女とか
童話で有名な登場人物たちが出てくるという世界観は楽しい。

ただ、ミステリーとしては、ちょっと稚拙。
四部構成になっているが、最後のマッチ売りの少女の話しくらいしか楽しめなかった。

シンデレラの話しなんか、途中で、犯人がわかったし
ヘンゼルとグレーテルの話しは犯人はその人しかない。

三話目の話しは童話じたい知らずわかんない
これでは楽しめない

マッチ売りの少女が親戚のマッチ工場を引き継ぎ悪徳商人となり
マッチを使うと夢を見る
そのマッチを売り
麻薬みたいに流布し、自殺者続出という社会現象を起こす

赤ずきんの祖母が自殺し、この旅は復讐目的だったというもの

この復讐方法は興味深いが
それ以外に、楽しめる要素のない作品でした。



2023 9 22



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