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感想 営繕かるかや怪異譚 小野不由美 家にまつわるホラー小説、やたらと湿度が高くてゾっとする。


家にまつわる怪異物語です。
家は生活の基準になる場所ということもありきついです。

最初の 奥庭より は 叔母の家を引き継いだ若い女性が
入ってはいけない部屋が屋敷にあることに気づき
そこがガタガタと開いたり・・・
とても不気味

雨の鈴という話しが怖くて

ある雨の日鈴の音と袋小路に佇んでいたのは黒い和服の女。――あれも、いない人?


その女は幽霊です。そいつはまっすぐに進んでいきます。そして、家の前に到着するとお悔やみを告げます。すると、その家の人が死ぬという死の預言。

ルートを変えることで危機を回避するという解決策ですが、それだと他の人の家に行き、そこで被害者が出るのではと思います。

異形の人 は お爺さんが見えます。
そこの娘にだけ。
最後に、そのお爺さんの霊の過去の話しを聞かされるのですが、可哀想になってしまいます。

全体的に、古い家屋の話しが多く。
だからか土俗的な雰囲気があり湿度がやたらと高いです

ホラー好きの人には楽しんでもらえる秀作と思えます。




2024 1 26



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