感想 ゼロ打ち 相場 英雄 今、話題の選挙の裏金の話し。あの大池知事って、小池さんのことでしょ。ちょっと悪意を感じます。
選挙の話しです。
視点は二つあります。選挙の報道をしている女性記者と、新人候補の選挙参謀として派遣されたベテラン秘書。
選挙のリアルと、選挙にからむ殺人事件の二つの話しが入り混じっています。
都知事に大池という女性が出てきます。
何故か悪役キャラ。
間違いなく小池さん。
それに都議会の人たち、ここにも作者の悪意を感じます。
著者は絶対に小池百合子都知事が嫌いだと思う。
有名人大学教授という新人候補。
過去の女性との交際を歪めてニュースにされます。
これを都議の秘書が解決するのだが、虚偽ニュースを出した相手の編集長を脅し、慰謝料まで恫喝しせしめるシーンはヤクザみたいでした。それが裏金になるのです。
気になったのはボランティアの存在。
彼らに、交通費、弁当、飲み物すら与えてはいけないというルールは変。
それは当然でしょ。
食事代、500円徴収するって鬼です。
それを影で返金するために裏金が必要になるという設定でした。
そりゃ酒や高級寿司はダメですよ、でも、弁当は当然出すべきだし、ボランティアというのも変。
交通費や最低賃金のお金は払うべきだと思う。
そういうオカシナルールがあるから、裏金とか宗教の人に頼るとかになるのです。
選挙の報道に生命をかける記者。
そのため政治家に魂を売るのですが、ここもすごく嫌な感じがした。
ゼロ打ちとは選挙の開票開始直後、開票率0パーセントに近い時点で特定候補者の当選確実を報じること。
こんなことにコダワル必要あるのかな。
その見返りに知事のため提灯記事書くとかありえない。
もう一つ嫌なところ。新宿署の署長のアドバイス。
殺人以外は、実際にこういうことはありそうなのが怖い。
せめて、選挙の手助けをしている人に交通費や食事や飲み物くらいは認めようよと感じました。
2024 2 23
++++
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?