感想 新装版魔女の宅急便 角野 栄子 映画と比べると劣るが、これはこれで面白かった。船長の腹巻の話しがいい。
魔女の宅急便という映画の原作ということで読んだ。
雰囲気は少し違う。
前半はそのまんまだったが、本書は児童書のようなタッチであり
それでいて、平気でちょっとマズイこともしてしまう。
もちろん、誰かのためである。
仕事として、選んだ宅配の仕事に重点が置かれており
その中でも、腹巻きの話しが楽しい
腹巻きを船長に届けてと頼まれる
その船が嵐で揺れてて荷のワインが大変なことになっている
そこで船員たちの腹巻きをワインに被せて割れないようにするという工夫をキキがする
もう一つ、生意気な楽団が列車に楽器を取り忘れてきた
駅員に懇願され、走っている列車から楽器を取ってくる仕事を請け負うのですが
このオチがいい
空中でキキが奏でる演奏に観客たちは感動するのだ
キキが里帰りするところで一巻は終わる
腹巻きを猫に隠れて作る
土産です
その時のセリフがいい
このセリフ大好きだ。
内緒のプレゼントとか、ほんと効果絶大なのです。
2023 9 30
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