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書評 仕事は楽しいかね?2 デイル・ドーテン   理想の上司とは、部下とは?

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何でもそうだが、シリーズものは1冊目に勝てない。
今回は理想の上司、部下、職場についてだ。
だから汎用性は限定されてしまう。

職場の上司の大半は小学校レベル
つまり失敗を叱る、正解を教える程度だが
理想の上司は部下に自分で物事を考えさせる
人材の底上げを考える存在である。

部下には自由とチャンスを与え
風通しの良い職場環境を整えてあげるのがいいそうです。それは金銭という餌よりも時には有効な人を集める方法だというのだ。

では、理想の部下とは・・・

〝 ほん もの〟 の 部下 とは、 管理 さ れる 必要 が なく、 上司 に いい 仕事 をさ せ、 部署 全体 をより 高い レベル に 引き上げる よう な 部下・・・

報酬で良い人材を求めるのは・・・

〝他社 に 負け ない 給料〟 という のは、 〝ふつう で、 平均的 で、 ほか の みんな と 同じ くらい〟 という こと だ。

否定的である。

最高 の 人 が 働く に ふさわしい 最高 の 場所

を提供しろという。自由で、チャンスがあり、雰囲気が良い・・・

部下の求める職場は・・・

彼ら の 多く が 真っ先 に、 しかも いちばん 熱心 に 語っ た のは、 どれ だけ 自由 だっ た か という こと だ。

自由でした。

つまり、〝 ほん もの〟 の 上司 と 部下 は、 互い を 管理 の 苦痛 から 解放 し て いる わけ だ・・・。
指図 では なく 信頼 する ん だ。 信頼 に 書類 は 必要 ない。
優れ た 上司 は、 常に お 役所 的 な 体制 と 戦っ て いる。管理 する こと じゃ ない。

  優れ た 上司 の 仕事 は、 魅力 的 な 職場 環境 を つくる こと だ。 いい 部下 を ─ ─ つまり、 管理 する 必要 の ない 部下、 同僚 ばかりか 上司 さえも 向上 さ せる、 そんな 部下 を 惹き つける 環境 を つくる こと な ん だ。


自分 が し たい と 思わ ない 仕事 を、 なぜ ほか の 人 が し たい と 思う だろ う?

『 社員 に やる気 を 起こさ せる 方法 は 知ら ん が、 抱き込む 方法 なら 知っ て いる』 だ が、 本当に 優れ た 上司 の もと で 働き 始め た 人間 は はっきり と 知る。
給料 より もっと 大切 な もの、 つまり チャンス と 変化 が 得 られる こと をね。
この 上司 の もと で なら、 きっと チャンス に 恵まれる、 収入 なら あと から つい て くる と 信じ られる ん だ」

〝違う〟 もの に し て 初めて 〝より 良い〟 もの に たどりつける。


部署 の 管理 を うまく やる には、 一日 中、 二つ の 質問 を する だけで いい。 もっと いい 方法 は ない か? これ が きみ に できる 最善 の こと か?


〝 ほん もの〟 と 言える 上司 の 際立っ た 資質 の 一つ は、 部下 を 向上 さ せる〝 才能〟 な ん だ。

権限 を 手放す こと も、 優れ た 上司 の 特徴 だ。 それ も、 ただ 手放す ん じゃ なく、 だれ かの 手 に ポ ン と ゆだねる ん だ。


〝 ほん もの〟 の 上司 と 部下 が 求める もの は 同じ だ。 一 に 自由、 二 に 変化、 三 に チャンス。

『 優れ た 人材 を 雇え。 そして 思う まま に 仕事 をさ せろ』

「たいてい の 部下 はより 多く の 責任 と 権限 を ほし がる。 つまり、 昇進 と 昇給 を 求める。 だけど〝 ほん もの〟 の 部下 は、 文字どおり の 意味 か どう かは ともかく、 所有者 になり た がる。 自分 の 能力 の 高 さを 知っ て い て、 それ を 証明 する チャンス を 求める ん だ」

 
 仕事 選び の 大切 な 基準 は 〝いま より 幸せ に なれる こと〟 な ん だ!

ずば抜け た 人材 はね、 ずば抜け た 環境 に 惹き つけ られる ん だ よ。


労働移動 率 が 二十 パーセント の 企業 の ほう が 十 パーセント の 企業 より ずっと 健全 だ という こと も ある

仕事 は 楽しく なく ちゃ だめ だ。 職場 から 笑い声 が 聞こえ て こ なけれ ば、 きみ の やり方 は 間違っ て いる という こと だろ う ね。


2021 3/12













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