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書評 ウォールストリート流自分を最大限運用する方法  高橋ダン  株式投資に関する金言多数。他にも経済が好きな人の胸に響く話し多数。

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高橋さんは金融界の人だから、当然、株式投資や経済の話しがメインですが
もっとも大切なのは自分に投資することですってことでした。
自分をMAXで運用するのです。

大切なのは冷静さ
株が暴落した時、損をこくのは冷静さを失くした人なんだそうです。
パニックになって変テコなことしてしまうんですね。

生活の乱れ=心の乱れ

睡眠の大切さ
メンタルの大切さ

そういうことが書かれていました。


あえて株の話しは書きません。
参考になる話し多すぎて書けないからです。

経済の話しで興味を持ったことは
コロナ後の欧米と日本の景気の格差です。

欧米はV字回復しましたが、日本はしょぼい。
そこそこ、お金は投入しているんですが・・・。
その理由について著者が言及しています。

欧米では、コロナになると会社が従業員をクビにしました。
その結果、会社の経営は安定しました。
政府は、失業者への給付金を出したり、転職支援をしました。
しかし、日本では雇用の維持が最優先でした。
だから、必要ないのに社員を抱えたままで赤字に
デスクワークという名の自宅待機になりました。
企業としては国から補助金が出るから、何とかギリギリ・・・。

ようするに過保護なんですよ。
この国民に対する過保護な姿勢が日本を駄目にした。
当然、会社は余剰な雇用を抱えたままなので厳しい経営状況になり
景気は悪化しますね。
GDPが欧米に比べて極端に悪いのはそこですね。

人を大切にするという優しさはいいことだと思います。
しかし、会社が潰れかけてはどうにもならない。
欧米みたいに「いらん」人はクビ
そのほうが人材も流動的でいいんです。
欧米では、人材ガチャして
新しい血を注入し、企業が生き返ってます。

日本では、雇用を守ったため
競争力が低下して
ボコボコです。
明るい未来なんてあるとは思えない。
貧しい人に分配って、そんなの焼け石の水。
金持ちにも配るし・・・。
何か、根本が間違っているんです。

もう1つ、時間の無駄遣いについて

時間は限られたものだという考え方がないから
無駄な時間を使いまくっていると高橋さん。

彼は、毎日ジムに通いたいのでジムのすぐ側に暮らしています。
移動時間も時間
タイムイズマネーです。
日本のサラリーマンの片道90分の通勤時間とか無駄の象徴
1日3時間として、年間200日でどんだけ無駄にしてるねんという話しです。

時間のボートフォリオを作る
グラフです。円の。で、自分の無駄を可視化して、時間の使い方を修正しようという議論。
自分をどのように運用するかも大切です。

時間は有限です。
お金と一緒で適切な運用が必要。


2022 1 8



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