住宅建築物省エネ法の改正は本当にメリットしか無いのか?地球環境・脱炭素?【前編】

2022年6月に改正建築物省エネ法が国会で決まってしまいました。
今回の省エネ法の改正は住宅の断熱の基準をさらに上げるということ。
この建築物省エネ法改正にあたって、業界の方々がいろいろご苦労されて動かれて進んだということのようだが、メリットしか見えてこないと言われたいたことが頭に残った。本当に建物を省エネ化することによって、メリットしか生まれてこないのか?とても疑問をもってしまった。

建物の省エネ化というのは、とても良いことだと思うが、しかし、省エネはただ単に目先の光熱費だけが下がればいいという訳では無い。
もし建物の耐久性が下がって、建て替えしなければならない年数が早まってはどうか?
光熱費よりそっちの方が長い目で見て、お金がかかってしまう。

今回はあえて建築物を省エネ化すれば、デメリットもあるということを探してみたいと思います。
デメリットを探すというと、批判的に聞こえるが、これは物事を進める時に客観的に捉えることと、いろんなパターンの場合や複合的になると判断がしにくい場合、皆がやることに対して常に疑問をもつという精神からくるものです。
このデメリットを加えて考えることによって、最高の物ができあがるから。

省エネ化の目的
「輸入燃料の高騰」でロシアから入ってこない、「地球温暖化対策で脱炭素」「寒い家」のため

・アメリカのシェールオイルについて
・化石燃料である石油はそもそも何からできているか?
・日本近海でも石油資源が見つかった
・石油の埋蔵量と使用可能年数について
・二酸化炭素が増えた理由について
・脱炭素を理由にしている割には石油製品を使って省エネを試みている
・石油製品を多用すると、劣化が早く建て替え頻度が高まる
・太陽光パネルは環境を破壊しているケースもある
・日本の都市部で作られたCO2は東側の海へ溶け込む
・地球上で炭素含有の貯蔵量が多いのは石灰岩
・炭素は地中から掘り起こさなければ、地球上にある炭素の絶対総数は変わらない
・省エネ基準の義務化は2025年に新築住宅に対して課せられる
・この先既存住宅も義務化されれば、事実上の今まで100年以上長持ちしてきた古民家などは消滅してしまう。

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