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誇らしいブランドと、恥ずかしいブランドの違いを考えてみたという話。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

(と、ありきたりな文面を書いてしまう…。)

noteに変更してなかなか更新できていないですが、年末の挨拶と一緒に意外と読んでます!とか、あの記事がタイムリーで…!なんてことを言っていただけたので、今年は、もっともっとお役に立てそうなことや、考えていることをアップしていきたいと思っています。

引き続き、よろしくお願いいたします。


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さて。年始はとある制作業務でホテル篭りしているのですが、今年の自分のテーマというものに気づかされている正月です。

そして、私が泊まっているホテルなんですが、ここにある家具やグッズがもしお気に召せば販売も承っているという場所。最近こういうところ増えてきていますよね。SNS運用なんかもしていて、めちゃくちゃオシャレで、是非とも足を運びたい!と促している感じ。

そこで、このホテルでマグカップが販売されていたのですが、(ちなみに、私の今欲しいものの上位はマグカップ。)大きさとかはベスト。

ただ、『私はこれを買うのか?』と自問自答したんですが、正直これは、買わないな…って思ったんですね。



なぜなら、めちゃめちゃホテルの名前、入ってるじゃん…!って思ったんですよ。(裏にね。)ちょっと、企業の名前が入っているちょっと粗品的なボールペンみたいな位置付けに思ったんです。

とはいえ、お店の名前が入っているから、ダサいなんてことはなく、ディーンアンドデルーカとかのショップバックは一躍売れてましたしね。

それで改めて考えたんですが…企業の名前が入っているからダメなのか?と思った時に、同じマグカップでも、スタバのマグカップはめちゃくちゃ売れてるし、毎回コレクションしている人もいて、かなりの人気商品です。

私が宿泊しているホテルは、ホテル自体は素敵なコンセプトだし、すごくいい場所なんだけど、オープンしてそう時間は経っていないので、おそらくこれからの場所なんだけど、このホテルの名前がついたものを身にまとうほど、惹かれているんじゃないんだろうな、ということを感じました。(今後、欲しくなる可能性は大いにあるけど…!)

ディーンアンドデルーカになるのか、粗品のボールペンになるのか。

企業の名前をグッズやアイテム化するということは、その企業の名前が示す、ブランドの意味というものを育てて行くのかという視点がすごく大切なんじゃないかと思いました。


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これからは、人は、ブランドや世界観で物を選んで行く時代に突入して行くなんてことをよく聞くけれども、まさしく、自分自身の選択も、1回で終わることのない選択はブランドや美学に惹かれているなぁ、という消費者体験を感じて世の中がそっちの方向に向かっているん感じがなんとなくしています。

どんなにカッコいい雰囲気で、かっこいい商品だったとしても、ブランドが包括している意味とか、哲学がダサければ、そのブランドはダサい印象…っということになっていくのでしょう。

ブランドを作り上げる一瞬一瞬の選択の基準が何になってくるのか?というと、、それぞれの美学だと思っています。

以前こんな記事(『私が思う、美しい人。』)を書いたのだけど、自分と別物の美しさになるわけでもなく、とはいえ、ありのままと言って何も磨かず、退化を受け入れるのでもなく。

自分にとっての美学を追求することが、私にとっては大事かもしれないし、おそらくこの感覚を持っている人が私の他にもいるんじゃないかなぁと思う。

私自身は感覚派なので、言語化できないけど『私にとって、これが美しい。私にとって、これはなんか違う。』といった、譲れない基準があるのだけど、おそらく、これから自分にはできないことが今後増えて、人に任せてくる必要が出てくると思うので、自分にとっての美しさは?ということを突き詰めて言葉にしていくという必要性を感じています。

そして、今後必ず美しさの基準は変わるし、プロフェッショナルなものに触れれば触れるほど、どんどん自分の中の基準が今と比べると細かくなっていくのかもしれないけど、それはわかった上で吸収しながらアップデートをしていこうと思います。


みんなと一緒とか、これがイケてると言われてるとか、全部取っ払って、もっと自分の感覚を信じて選択を積み重ねていきたいなぁ…と思う限りです。









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