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のるかそるか

今年の夏 のるのかい のらないのかいどっちなんだい


自分でするほうが早いと頼らなかったり、キャラではないしと甘えたりが得意ではないので『素直じゃない』と言われがち

『じゃ、なんですか、今、自分の思いを抑えつけてあなたの気の済む納得いく腑に落ちるようなことを言えば、素直認定してもらえるってんですか、じゃ素直でなくて結構です』

と心の中で息巻く私

可愛げがないな、と思うと同時に『お願いだから可愛くいさせてくれ』とも思う

『頼りない男』を勝ち気な女が作り上げ、『可愛げのない女』をプライドの高い男が作り上げる

♬わがままは男の罪 それを許さないのが女の罪♬

許しあって認め合って仲良くしたいな


そうかと思うとそんな事が嬉しいの?楽しいの?という(こそっという、可愛い)ところもある

今のところ好きな曲がラジオから流れてくる─今ならラジオからヨルシカの『ルバート』─だけで世界が楽しい色に変わり体が揺れる心地(揺らさないけど)

あ、ちょっと楽し!
すごく、楽し!楽し!

ある意味バランスが取れていますでしょう

オリンピックの代表選考会なども大詰め、代表も決まりだし、今年の夏も熱い戦いが繰り広げられるのであろう

冬季オリンピックの終了とともに始まった戦争も続いているし、前回の東京オリンピックもコロナで開催が1年延期された事で人生狂ったくらいの選手もおられるかもしれないし、思うところは色々あるけれど選手たちがこのほぼ4年に1度というタイミングに体も心も照準を合わせて花開く瞬間というのは感動に震えるものがある

しかし、天邪鬼というか変な性分が顔を出しいつも『のるかそるか』で多くの人が寝ずに見ていた競技も見ていなかったり誰が代表か監督かもわからないものもあるし、メダルメダルと毎日メディアが獲得数を発表している様子も少し違和感を感じるときさえある

夢中になってる時は楽しんでいるのに勝手なものだ

確か小学生から中学生の頃、突然冬季オリンピックに夢中になり、テレビにかじりついて観戦していた

アルベールビル大会からリレハンメル大会は、夏季と交互に2年おきにしましょうよということか2年しか空けずの開催で次は長野と日本で開催となったので私の興奮や情熱の火が消えなかったので選手も覚えていて熱狂的だった

フィギアスケート、スキージャンプの複合とショートトラック、カーリング、選手なら荻原兄弟(双子の)、敦賀信人など日本人選手はもちろんのことアポロ・アントン・オーノやボナリー(バク転したフランスの)、ミシェル・クワンといった外国人選手の活躍も見逃すまいと必死で見ていた

フランス代表の黒人選手、アメリカ代表の日系人などその頃考え得る“国”や“人種”について知らないことの多さに気づいたり大いに身近に考える機会ともなった

ジャンプ複合の日、高校のお昼からの保健体育をサボって家に帰って観戦したことは、真面目だった私が強い意志で唯一サボった授業だったので覚えている

それはそうと活躍した時代とか合ってるかしら?

長野以降は働きだしたりして徹夜はまずいなとか、結果わかってから録画放送見るのもな、とだんだん見る時間も少なくなってはいたが、フィギアスケートの浅田真央選手の活躍はいつも心を打たれ彼女の引退とともに私の冬季オリンピックへの熱は下がっていった

シーズナルベストの時点でキム・ヨナと差をつけられ難度の高いプログラムで挑んだところでオリンピックでの優勝というのは厳しい状况(主観です)でもあれだけ熱を入れ心を込めて演技をする姿に言葉にならないような衝撃を覚えた

オリンピック以外でも、バレーボールなら朝日・南・荻野だったかのあたりは必死で見ていたはずだし、サッカーも地元京都サンガの試合のチケットを頂くことがありしょっちゅう西京極へ足を運び観戦していた頃は夢中になりワールドカップを寝ずに見たりしていた時もあった

本当にのるかそるか

それで良いと思いつつも、たくさんの人が注目する試合時間に違うものを見たり・したり・散歩していたことがわかり“非国民“みたいな言われ方をされるとますます見たくなくなったりするし、関係ないゴシップやマイナス要素をたっぷり含んだどこかで聞いたような解説や競技とは関係のないプライベートの話をされたりするとますます見たくなくなってしまう

ややこし

夏のオリンピックはマラソン・競歩・トライアスロン・陸上全般が特に好き

同志社大学出身(兵庫県出身だけれども)の田中希実選手のレースは、最初から飛ばしたかと思ったらラストスパートも全力でいつも手に汗握る目が離せない熱い姿に目が釘付けになるので2種目内定で本当に楽しみ

楽しみなんやな

にわかはイヤとか、ルールわからんし興味ない、とか、時差あるし、とかそういうことではなく本当にのるかそるか自分でもわからない

食欲旺盛な時とない時、大好物も美味しい時とそうでもない時、お酒を飲みたい時と全然いらない時とかと同じ事

ただそれだけのことだが4年に1度というプレッシャーもある

A列車で行こうか?私次第列車に乗るのか?赤い電車に乗っかるのか?

『のる人』のほうが反ってんじゃん

わざわざ書くほどのことでもないけれど、無関心そうに見えても心のなかに熱いものを煮えたぎらせ、それぞれの楽しみ方を満喫してるかもしれませんよって話です






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