京都市役所のすぐそば、『ビストロヤナギハラ』
大好きな、おいしいお店、河原町二条にある素敵なビストロ『ビストロヤナギハラ』
お料理の写真は出てこないけれど、大好きなおいしいお店のことを書く
ネタをずらりと並べ食べ方を選ばせてくれるお鮨屋さん、丸鶏をほぐす前にお鍋を席まで持ってきてくれる参鶏湯、ほぐす前の鯛めしの土鍋を玉手箱のように蓋を取り、よそってくれるお料理屋さん
ここがシャッターチャンスですよ!とばかりにやってくるその瞬間
歓声が上がり、みな携帯を構え動画や写真を撮るけれど、私は携帯も出さないし写真も撮らない
可愛げのない女
味もお料理もばっちり頭に焼き付いているから無問題!
(書くとなったら、情報として大きな間違いのないよう、ちょっとネットで確認しましたけどね)
『美味しかった?』と聞かれればイラストを書いて渡す←いらん?
私の記憶のみで描く、イラストあまから手帖を
─ ここから、お店のこと ─
ビストロ ヤナギハラ
075-231-7295
京都市役所の北側、河原町二条にある素敵なご夫婦でされている小さなお店で、同僚と年に1、2回『そろそろ行きましょ』と予約して訪れたり、誕生日にリクエストして友人と訪れたり、まだ10回ほどしか行った事はないけれど、そのどれも大満足のお店です
このあたりは美味しいお店が多く、落ち着いた雰囲気で美味しいものが食べられる
寺町二条には、『トラモント』─スパゲティやピザ、ティラミスが絶品の長くやっておられるお店や、『シナモ』─こちらもビザやウニパスタなどとワインを楽しむ森田恭通デザインのおしゃれな食堂、『ブション』─フレンチをカジュアルにいただける、立ち飲みも出来るお店、『澁谷』─祇園の『安参』(←こちらしか行ったことがないが)から独立された方が親子でやっておられる肉割烹のお店などなどあり、『ヤナギハラ』の南側には京都中華でおなじみの『鳳泉』がある
目移りしてしまうが、豚の看板にまっしぐら
こちらは、2人で伺うと前菜2種にメイン1皿をすすめられる
量的にもちょうど良く、その日のお腹の具合や気分で選ぶのだけど、今回はどうしても食べたい3種が絞り切れなかったので相談していると、いつも素敵なサービスを提供してくださるマダム(緒川たまきに似てると思う)が、ポーション減らしてお出ししましょうかとご提案下さったので前菜3種とメインにした
2月に訪れた際のチョイスメニュー
〇 シャルキュトリー盛り合わせ
〇 黄人参とミモレットのスープ
〇 カニとアボカドのタルタル
〇 放牧牛のカイノミ赤身ステーキ
同僚はお酒を飲まないが、ここでは選んでもらって飲みやすそうなワインを飲むので、私も慎重にペースを合わせてまずはスパークリングワインを選び乾杯!
シャルキュトリーはレバーパテ、パテ・ド・カンパーニュ、鶏ハム、生ハム、豚のリエットがバゲットやピクルスやサラダと提供される
ポーション少なめと言えど、ボリュームがあり本当はこれだけでワインをごびごび飲んでしまいそうになる1皿だ
レバーパテはコクがあり、臭みはないけれどしっかりした味わいで、パテ・ド・カンパーニュも脂がきつくなくそれでいてサパサせずスパイスやナッツがアクセントととなりレバーの存在感が際立つ好きなタイプ
鶏ハムや生ハムまたでさっぱりし(え)、リエットをバゲットに塗りつけ頬張ればご機嫌がとまらない
黄人参のスープは淡い黄色のスープにミモレットチーズが糸カツオのように(もっと良い言い方しよ)ふんわりかかっており、しっかりした人参らしい味と甘みをコクのあるチーズが引き立てる
ミモレットチーズはカラスミのようなコクで熟成期間の長いものをネットで探しては購入していたくらい大好き
スープといえど、食べ応えがあり外さなくて良かったときゃっきゃきゃっきゃ、小さくはしゃぐ
ここで私は白ワイン
お次は、あれば絶対食べましょう!と言っていたカニとアボカドのタルタル
見るだけでテンション上がりまくりの1皿だ
少しずつ掬って食べたり、パンにのせたり、もう手がとまらない
カニの身とアボカド、ディルに・パセリ・ケイパーなどのハーブとスパイス、あと緑の野菜がほんの少し苦みがあるような緑々しい味がしたので聞いてみると、菜の花とのことで少し早い春も味わってスキップしそうな1皿だった
ここは付け合せも、サラダみたいな野菜も、パンも本気だから、ひとときも気が抜けないのだ
幸せな真剣勝負の時間です
お次はわたくし、メインに備えて重めの赤ワイン
そして、じゃじゃん!とメインがやって来る
色気というか、艶があるというか、美しく焼き上げられたステーキは息を飲むような綺麗な赤身で『さっぱりしているのでソースや付け合せとお楽しみください』とのことだったが、甘みと塩味の強い美味しいお塩だけでも食べごたえのある、しっかりとした味と柔らかいだけでも無く硬いことも無く、ちゃんと噛んで味わうことの出来るお肉だった
そして我々はここに来たらこれだけで終われるわけがないとデザートを注文する
同僚はたまに違うものも選ぶが、私はこれしか選ばない
〇 ショコラテリーヌとキャラメルアイスクリーム
書いていて、もう今すぐ食べたいデザート♡
ただこの日はテリーヌが1人分しか無いので半分ずつになると言われたが、一口でも良いからとオーダーした
これがこの日のお食事のバランスに大変に素晴らしくちょうど良い結果となった
濃厚でしっかり甘くてチョコレートの風味を感じながらちびちびと口に運び、とろけるような濃く甘く芳ばしく苦みもちょっぴり感じるキャラメルアイスクリームを絡めながらもうすぐ終わってしまう至福のひとときを一滴残らず味わい尽くす
コーヒーを飲みながら、素敵なマダムと少し会話をし、お店を出る
『私ら沢山食べていたから、本当はデザートちゃんとあるけどあんなふうに提案してくれたのかもー』『そんな事ありますう??でもちょうど良かったですよね!』なんて言いながら、『今年中に絶対また行きましょうね!』と、また大はしゃぎの帰り道となった
落ち着いた雰囲気のお店だけど、肩肘張らない居心地良く何もかもちょうど良いお店で、ご主人お一人で調理し奥さまがサーブされ、ゆっくりした時間を楽しめるお店なので、絶え間なく飲み物を提供して欲しい人やせっかちな方にはもしかしたらペースが合わないかもしれない
大勢になるとア・ラ・カルトではなくおまかせになったりするそう(3人まででしか行ったことがないのでわからない)だが、色々食べたい場合はそれも楽しそう!
燻製サーモンや、パテ・ド・カンパーニュの前菜に、牛頰肉赤ワイン煮込み、ソーセージとザワークラウトなど、また食べたい定番も外せない
他にもおいしいお店は山のようにあるし、好きなお店も沢山あるけれど、私の大好きな美味しいお店
季節ごとに行きたいような、おいしいお店です𓃟
楽しかった記録しか書かないと決めたが、書きながらやはり、ペアリングやマリアージュっていうんですか?お酒を一緒に(ここ大事なんです!)楽しめる人とも行きたい気持ちが消せない
お酒を飲まない友人との食事も心の底から楽しいと思っているし、飲まなくても楽しいが、こういったレストラン、ビストロ、バルに来ると『旨いものを見ると旨い酒が欲しくなる─』の菊正宗のCMではないが、やっぱりお酒が飲みたくなる!
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