就職先で収入はどう決まる?年収のリアル

こんにちは、イツキです。
普段は日系大手メーカーでブランドマーケティングに携わる傍ら、
入社以来リクルーターとして新卒採用に関わっています。
就活生時代はキリン、パナソニック、NTTドコモ、NTT西日本、三井住友銀行、三井住友カード、パーソルキャリア等々 多様な業界の大手企業の内定を獲得していました。

今回は就職先を選ぶにあたって必ず気になる、
「年収」についてのお話をさせていただきます。

ひとえに就職といっても、世の中には数多くの企業があります。
私も就活生の当時はどこを受けるべきか、
内定を取った後もどこに就職すべきかを四六時中悩んでおりました。

今回はそんな悩める就活生に、一つの指針として年収のリアルをお届けできればと思います。


では、早速始めてまいります!

目次
1.年収はどうやって決まるの?年収のリアル
2.じゃあ年収が良いのはどんな企業?
 ー2-1.【まずは業界について】
 ー2-2.【企業規模について】
 ー2-3.【IR資料について】
 ー2-4.【仕事の希少性について】
3.最後に


1.年収はどうやって決まるの?年収のリアル

いきなりですが、質問です。
みなさん、『年収の高い企業10社を挙げてください』と言われた場合、
どんな企業名を挙げますか?

電通や博報堂、総合商社でしょうか?
はたまたテレビ局?ソニーや任天堂、御三家銀行?
サントリーや明治、ANAやGoogle??

この質問で”金融業界や投資を行っている業界の企業名”を中心に10社挙げられた方、センス二重丸◎です!!

反対にソニーや任天堂、サントリーや明治など大企業を多く挙げられた方、
下記内容をよくよくご覧ください。今まで知らなかった発見があるはずです。
※このような大企業も決して給料が低いわけではなく、むしろ社会人の平均よりは大幅に高いです。
ですが、年収は企業規模だけで決まるわけではないのです。
今回はそのことを強くお話していきます。

この記事では、最後に以下のような内容をお伝えします!
この〇〇に当てはまる部分をこの記事で知ることで、皆様の生涯年収が数千万~数億は変わってくる可能性があります。
ぜひ最後まで読んでみてください!


『世間的に年収を上げる一番の方法は出世と思われているが、実は出世はあまり重要ではなく、〇〇、そして〇〇こそが重要で、そこはあまり知られていない。』

2.じゃあ年収が良いのはどんな企業?

記事冒頭でいきなり確信を突いていきます。笑

ひとえに年収が高いといっても、
・その企業の平均年収が高かったり
・その人の役職が高かったり
・年収は低いけれどもストックオプションがすごく多かったり
・家賃補助などの福利厚生込みでの年収の高さだったり
年収を左右する要素はさまざまですよね。

このようにいろいろな要素に影響されるため、
『実は入社後、思っていたより年収が低い/高い』のギャップが
数多くの社会人間で生まれているのが実態です。
(かくいう私も学生の時はこんなこと知りませんでした・・・笑)

ではこれから就職/転職する方はどの要素を重視すれば良いのか??
ずばり、年収は下記の通り影響する要素ごとに順番があります!!!

業界>企業規模>当人が行っている仕事の希少性

結論から言ってしまえば、もうこれがすべてです!笑
詳しく見ていきましょう。

2-1.【まずは業界について】

ここで言う業界は金融業界、飲食業界、広告業界とかよく言われているアレです。
冒頭行った質問がここで出てくるのですが、実は年収というのは
経済活動の源泉に近いほうが高いことが明らかになっています。

たとえば、世の中で一番企業数が多いメーカー各社(業界問わず)は下記のような経済活動を回しています。
①創業または商品制作のために資金を集める
          ↓
②商品を知ってもらうための施策を打ち出す
          ↓
③実際に商品を量産する
          ↓
④小売店やネットの流通企業にて消費者に購買してもらう

もちろん他にもいろいろしていますが、ざっくり言うとこんな感じです。
そしてこのサイクルは、①に近いほど多くのお金が動きます。

最初に資金を調達しなければ商品や広告自体打ち出すことができませんし、
その後商品を認知してもらわなければ購買にもつながりません。
ハードを作っている企業の場合、商品認知が低ければ小売店にも置いてもらえないでしょう。そもそも販売の機会がないのです。
お金を調達し、広告や販促に投資し、やっと商品が売れる体制が整うわけです。
そして④で購買してもらった資金を、また①につぎ込む。
企業の経済活動サイクルはこうして回っています。

この経済活動サイクル、源泉に近いほど大きなお金が動くと言いました。
たとえば①は多くの企業が株式によって資金を集めるため、投資家や証券会社、銀行の介入が必須です。
ここでは数十億~数億円単位のお金が動きます。
②は必ず広告代理店が介入しますし、どういったターゲットにどんな広告を打つべきか?や企業ブランドはどうすべきか?など検討項目が山ほどあり、ここにコンサルが介入します。
ここでは数億~数千万円単位のお金が動きます。(ここは広告代理店やコンサルの介入度合いにもよります)
そして③で部品調達や生産機材のためにメーカーがほかのメーカー商品を注文し、
④で小売店やネット流通企業が介入します。

もう勘の良い方はお気づきかもしれませんが、
動くお金が大きい業界ほど、収入の母数が多いので年収が高くなる傾向があるのです。
これが企業規模よりも属する業界のほうが年収の増減に寄与する理由です。
例えばまったく同じスキルを持った同じ営業職志望の人でも、入る業界が①に近い方が同じスキルなのに年収が高いことが往々にしてあり得ます。

冒頭の質問で、金融業界や投資系の企業を選んだ方のセンス二重丸と言いました。
それはここの理解が肌で感じられているからなんですね。
投資銀行や証券はもちろん、海外への投資業務が強い総合商社などの年収が高い理由がここです。

より詳細に業界別の年収寄与度が知りたい方は、個別にご連絡ください!
ここで書くと国語辞典ぐらい分厚い冊子が出来上がってしまいますので(笑)

2-2.【企業規模について】

業界の次に重要なファクターとなるのが、企業規模です。
ここは言うまでもなく、みなさん肌感で感じられているのではないでしょうか。

”企業規模が大きい”ということを深堀すると、下記のような要素があります。
・売上高(または取扱高)が大きく
・従業員数が多く
・利益率が高い

当然ながら売上高が大きい企業のほうが資産が多いので社員への還元率も高いですが、
社員1人1人の年収という意味では重要視するべき指標が2つあります。
後ほど深く詳細を記載します。

ではどこでそれを確認するのか?
ここで出てくるのが、よく就活で必要と言われながらも
就活性が敬遠しがちなIR資料です。
IR資料といえばすごく小難しいイメージですが、複雑なことは言いません!

実はIR資料には「ここだけ見ればよい」というキーポイントがあります。
たまに「A社の税引前当期純利益が〇〇で、それに伴うXXが〇〇、ROIが△△で・・・・・」的なことを言うIRマニアのような就活生がいらっしゃいますが、そこまで深く見なくても全然大丈夫です!
一度見たことがある方はわかると思いますが、IR資料は本当に膨大な量の数字や表、グラフが載っています。
あれ全部に目を通してる人、投資家でもいないのではないのでしょうか?
その膨大な量のうち、どこを見れば人生を左右する企業・業界の決定に役立つのか?どこの部分を面接の際盛り込めば評価がいいのか??

以下より、それを詳しく解説していきます!

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