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めいそう日記〜Day424:未知を歩く(前編)

1. 瞑想小咄〜未知を歩く(前編)

世の中には秘境と呼ばれる場所がたくさんある。人は秘境に惹かれる。なぜか。未知のものへの好奇心が駆り立てるからかもしれない。はたまた、スリルを求めてのことか。人それぞれ、理由はあることだろう。

先日私はオハイと呼ばれる秘境(?)へ行ってきた。尾鷲市にある九鬼町に、かつて漁師によって絶好の漁場として知られていた、知る人ぞ知る場所。地元の人は知っている人は多かったとは思うが、対外的にはあまり知られていなかった、いわば秘境。最近ではメディアに取り上げられたことによって、休日になると40〜50人が訪れる場所になっている。

九鬼町から山間の道に入ってひたすら歩いていく。歩くスピードによって時間は異なるものの、大体1時間〜2時間の間で着くことができるそうだ。今回私もいつか旅行企画として使えるかもしれないということで、実際に歩いてみた。

九鬼町は小さな漁師の村。家が密集しており、迷路のような路地を歩いていく。現地にはオハイやその周辺のトレッキングルートを整備してくれる方がおり、その方の尽力で至る所に立て看板やら目印やらが立っている。路地の中にもいくつか看板があり、そのおかげで路地を迷わず歩くことができた。

オハイへ続く路地は、徐々に上へ上へと続いていく。民家が密集していた場所を過ぎて、次第に民家はまばらに。石で舗装された道路を歩いていく先に、突如として森への入り口が現れた。人の世界と自然の世界が交錯する場所。いよいよここからがオハイへの道のりの本番。

私がオハイに向けて歩いたのは平日だったため、登山者は少なめ。話に聞くと、朝方数名の登山者と見られる人が先に山に入ったらしい。それ以外には人もなく、一人で登山する私にとっては、周囲に聞こえるのは自然の音のみ。鳥の声や風に靡く木々の音。時々遠くから川が流れるような音が聞こえる。

道は整備されているとは言え、狭い道もたくさんある。人一人がやっと通れるような細い場所や、沢になっているような場所を歩かなければならない場所もある。所々、かなり段差のある場所もある。いわゆる山登りと違って、常に登りというわけではない。山の中を緩やかに上がったり降ったりしながら、かつて誰かが踏み固めて道になった場所を歩いていく。そう話を聞くと一見楽そうだが、そんなことはない。かなり健脚者向けだと思う。

午前中のうちにオハイに着くと、海に差し込む太陽光の関係で、オハイブルーというエメラルドグリーンの海が見られるかもしれないとのことで、私はかなり急ぎ目に歩いた。結果的には、町中からオハイまで、大体1時間くらいかかった。かなり早い方だとは思うが、急足で歩いたので、途中でかなり足に疲労がきた。何度か階段のようなところで滑ってしまって、尻餅をついてしまった。

とはいえ、整備してくれている誰かがいなければ、きっと迷ってしまったであろうし、たどり着けなかったことは明白。これまでに道を踏み固めてくれた先人と、日々整備をしてくれる方々に感謝の心が湧いてきた。

後編へ続く。

2. 今日の瞑想〜2022.12.15 Thu 6:40〜(20min)

晴れた日の朝。昨日プチトレッキングをしたため、身体が大層なダメージを受けている。身体のいたるところが軋む。身体を癒しつつ瞑想しよう。

今日の瞑想音楽はこれ。

姿勢を整えて目を閉じる。早速雑念が浮かんでくる。雑念が浮かぶ心を一旦停止。意識を呼吸へと向けていく。

思考を止めることを繰り返していくと、雑念が浮かびにくくなっているように思う。それを繰り返して瞑想終了。

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