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めいそう日記Ver2〜Day272:デジタルコミュニケーションの落とし穴(後編)


1. 瞑想小咄〜デジタルコミュニケーションの落とし穴(後編)

インスタのDMを送った相手から、私が送ったメッセージに怒りマークのリアクションが返ってきた。一体何が悪かったのか。謝罪すべきはっきりとした理由がわからないままではあったが、とにかく何か私がしでかしてしまったことは間違いない。だから、気持ちを決めて、謝罪を伝えてみることにした。

あらためて謝罪を伝えるとなると難しい。本来であれば、直接顔を見て謝るべきなのだろう。その方が誤解がなくて済む。デジタル上で謝罪したとなると、火に油を注ぎかねない。とにかく簡潔に、自分が迷惑をかけてしまったと思っている点について、謝罪を述べることにした。

短い文章ではあるものの、どうすれば間違った受け止められ方をされないかと散々悩んだ。ようやく完成したメッセージ。あとは送信ボタンを押すだけ。しかし、このボタンを押す勇気がなかなか出ない。

このままここで立ち止まっていても仕方がない。なるようになれ!という気持ちで送信ボタンを押す。とりあえず、私がやれることはやった。あとは、相手からのリアクションを受け止める覚悟をしておこう。そう思っていた。

すると、予想外にすぐに先方から返信があった。しかも、あまり怒りの雰囲気は伝わってこないような内容で。これは一体どうしたことだろうか。

そして先方から新たなメッセージには次の言葉が書かれていた。「タップミスで怒りのリアクションを送ってしまいました!ごめんなさい!」と。

…そうか。そういうこともあるのか。確かに打ち間違いはある。デジタル上では、手軽にメッセージのやり取りができるため、内容に関してあまり吟味することがない。そして、一度送ってしまった自分のメッセージに関して何度も読み返すこともない。だから、間違ってそのリアクションを送ってしまったこと自体に気づかなかったのだそうだ。

本当に心の底から安心した。それと同時に、デジタルコミュニケーションの落とし穴がこんなにも深いことも実感した。

何気なく送ったメッセージやリアクションが、相手を大きく動揺させる。以前、知り合いの神職さんから「デジタル上のメッセージはアナログのメッセージよりも影響力が数倍強い」という趣旨の話を聞いたことがある。今回その影響力の強さを身をもって知ったのだった。

デジタルコミュニケーションは確かに便利だ。それによって、多くの人たちが場所や時間を選ばずに繋がることができる。それは、素晴らしいことだと思う。しかし同時に、便利であるからこそ落とし穴が存在することも忘れてはならない。

自分が何気なく発信したそのメッセージが誰かの元に届いた時。その人が受け取るインパクトは、自分の想像を遥かに超えるものであるかもしれないという事実を、肝に銘じておこう。

2. 今日の瞑想〜2024.5.4 Sat 6:05〜(15min)

今日は朝から仕事が入っているため早起き。世間は連休中だけれども、こちらは今日は気合を入れて仕事の日。頑張ろう。

今日の瞑想音楽はこれ。

早速雑念が頭を過ぎる。主に今日の仕事のことと、終わりが見えてこない引越しについて。どちらも今現在気がかりになっていることだ。一旦思考を止めて、雑念を手放す。しばし静寂の時間が流れ、再び雑念が。今日は落ち着かないので、致し方ない。懸念事項は早く片付けよう。

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