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めいそう日記〜Day472:日本のこころ⑧

1. 瞑想小咄〜日本のこころ⑧

このシリーズもそろそろまとめに入っていきたい。これまでに縄文時代に育まれた思想、そして時代が進むにつれて徐々に変化してきたということについて私なりの考えを述べてみた。それらについてのまとめを最後にしていこう。

縄文時代の思想、アニミズム。このアニミズムという自然万物に精霊が宿るという思想が変化した形が、今の神道となっている。アニミズムというものの考え方自体は、特に世界の中で珍しいというわけではない。原始宗教としては一般的なものだと言われている。

しかし、現在世界で多く信仰されている世界宗教というものは、アニミズムの考え方からは随分変わった捉えられ方をしている。アニミズムは万物全てに精霊=カミが宿るとされているが、世界宗教においては神はただ一人という考え方をされているためだ。

唯一絶対の神というのは、非常にわかりやすい。その神が絶対的な教えであり、その教えに従うことによって苦しみから逃れたり、幸せになれたりする。だからこそ、世界で多様な文化を持つ人たちにとっても、その教えを理解することが容易にでき、世界的な信仰となり得たのだろう。

一方でアニミズム的なものの考え方というのは、土着の思想に深く根付いているため、文化的背景が違う人にとってはさっぱりわからないということになりやすい。なんとなく理解することはできても、その教えやものの考え方を深く理解し、共感することができるかという点においては、苦労を要する。アニミズムをベースにしている神道も外から見たら多分そのように見えるのだろう。

以前アメリカでホームステイをした時、神父さんのお宅に泊めていただいたことがある。その際、日本の神道についてできる限りの英語で伝えたつもりだったのだが、さっぱり伝わった手応えがなかった。神という存在は唯一絶対という思想と真逆な思想なので、感覚的な部分がなかなか伝わらないのだと思う。

アニミズムをベースにした神道は世界的にはなかなか理解されないという特徴は持っているものの、考え方の表面を話すのではなく、深い部分を話していけば、何かは伝わるのではないか。特に今、さまざまな課題を抱えている人類だからこそ、共通に伝わることもあるのではないかと個人的には希望を持っている。その点について、次回に述べてみたい。

続く。

2. 今日の瞑想〜2023.2.1 6:35〜(20min)

早いもので今週も水曜日がやってきた。うかうかしてるとあっという間に一年が経ってしまいそうな勢い。瞑想をして、ちゃんと自分と向き合おう。

今日の瞑想音楽はこれ。

姿勢を整えて座る。今日は雑念がいろいろと湧いてきた。今日の雑念は昨日見た番組が強く記憶に残ったようで、それにまつわる雑念がいろいろと。

なかなか心が落ち着いている時間がなかったけれど、雑念に立ち止まり、自分の内側に意識を向ける時間を作る。

立ち止まっては雑念が湧いてくる。それでもいい。ちゃんと自分と向き合っている。

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