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めいそう日記Ver2:Day279:視点を変える


1. 瞑想小咄〜視点を変える

自分では気が付かないかもしれないが、私たちが普段見ている視点というのは一方向からのみだ。押してだめなら引いてみろという言葉は、まさに私たちが普段同じ視点でものを見ていることを表しているに他ならない。

しかし、自分の視点を変えるのはなかなかに難しいもの。そもそも、自分の視点が固定されていることに気づかなければならないし、気付いたのであれば、違った視点を探さなければならない。

そんな苦労をした上で、新たな視点から得られることは、時に有益であり、時に新鮮な気づきを与えてくれる。ほんの些細なことではあるけれど、先日視点を変えることの大切さを感じた出来事があった。

ちょうど引越しの準備をしていた時のこと。ネットで何を注文しようかと考えていたところ、とても素敵なラグに出会った。これをリビングに敷いたらとてもいい空間になるだろう。そう思って、早速注文した。

そしてラグが手元に届き、いざリビングに敷いてみて初めて気付いたことがある。なんと、扉がラグに引っかかって全く動かない。

そんなバカな…。そんな心境だった。なんとかならないものかと四苦八苦してみたものの、どうにもならない。かといって、ラグを折りたたんでみると、私の理想の状況とはかけ離れてしまうため、どうあってもラグはそのまま広げたままにしておきたい。しかし扉は閉まらない。この状態をどうすればいいのか。

小さめの新しいラグを買うべきか。それでも本来私が目指したものとは違う形になってしまうだろう。そう考えると、何かの妥協をしなければならないのは明らか。では一体何を妥協すればいいというのか。

ふと、そこで今までとは違った視点で現状を見つめてみることにした。一番の問題は、ラグが引っかかって扉が閉まらないこと。そして、ラグを折りたたんだり切ったりすることはできないこと。この状況の中で何を妥協すべきか。

そこで妥協しようと思ったのが、扉を開け放したままにしておく、または扉の開閉をするときだけラグをめくる、ということだった。確かに手間ではあるが、こうすることによって景観だけは理想的な状況を保つことができる。手間と景観のどちらを優先するかと問われると、私にとっては後者の方だった。

散々悩んできた問題が、一気に解消された瞬間だった。わずかに視点を変えるだけで、問題解決の糸口が見つかるものなのだと、その時に深く感じた。

ここまでの話は、あくまでも物理的な課題解決の上で視点を変える必要があるということだ。しかしこれは、物理的な課題だけではなく、私たちの心理的な課題や生活上の課題、人間関係の課題に関しても同じことが言えるのではないだろうか。

何か問題が生じてしまった時。これまでと同じやり方をしても如何ともし難い。そんな時は少し視点を変えてみるといい。そうすると、思いがけない解決策が目の前に降りてくるかもしれないのだから。

2. 今日の瞑想〜2024.5.11 Sat 7:10〜(15min)

土曜日の朝。今日もなにかと慌ただしい1日になる予定。とりあえず起床。まずは瞑想しよう。

今日の瞑想音楽はこれ。

横になったままでスタート。今日も身体を休めることを意識する。呼吸に意識を向けて、吸って吐いて。意識しながら吸って吐いてを繰り返すと、雑念が薄れていく。途中もちろん雑念は湧いてくるけれども、そこまで強い雑念ではないので、問題なし。ゆっくりと過ごして終了。


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