フォルケホイスコーレに行く方法まとめ
フォルケホイスコーレに行く方法は、もうたくさんの人が書いているので、《30代会社員女子がフォルケ留学するなら?》というテーマで、わたしの経験談をまとめてみました。ビザ取得などは、随時情報がアップデートされていくはずなので、最新のものをご確認ください。
ちなみに、わたしが実際に行った学校はこちらです。
・Højskolen for Bevidsthedsudvikling(7・8月滞在)
・Nordfyns Højskole(3月末〜6月末)
フォルケホイスコーレに行きたいと思ったらまずやること
IFASのページをざっくり見てみる
まずは、ざっくりこのページを眺めて、行きたい学校を絞ります。
「え、めっちゃ学校あるやん…」と最初は思うかもですが、もはやこれくらいの条件で、選択肢に入る学校は片手くらいになるはずです。w
気になる学校が絞れたら、次は直接学校のサイトに行って「自分が行ける期間にコースが開設されているか」を確認するのが良いと思います。そうすれば、渡航にかかる費用とかもなんとなく掴めてくるはず。
(このタイミングでは、Google翻訳使って日本語で読むのがおすすめです)
体験談を探して読んでみる
学校名で検索すると、いろんな人たちが体験談を書いています。
SNSとかブログとか情報はたくさんあるはずなので、まずはざっと見てみるのがいいかも。Webページではわからない情報がたくさん出てきます。
Facebookコミュニティに登録する
今でも多分ここが一番情報が集まっている場所な気がします。
コメントをすると親切な人たちが回答してくれたり、同じ時期に渡航する人と出会えたりするのでおすすめです。
その他、日本のフォルケホイスコーレの情報や、帰国した人たちのお話会など、いろんな情報が拾えます。
英語のお勉強をしよう。本気で
これは、時間があるなら本気でやったほうがいいです(自分への戒めも込めて)。
わたしはギリギリまで働いていたので、全然英語を勉強する時間がとれませんでした…せめて、リスニングだけでもやっておいたほうが良いです。
やっぱり英語がわかったほうが圧倒的に学べることも多いし、コミュニケーション量も増えるので仲良くなれるはず。
みたいな質問を何度も何度もいただくのですが、
と、正直思っています(そんなふうには答えてないですが、、、)。
フォルケホイスコーレに行くなら日本?デンマーク?
個人的には、これはけっこう違う体験なので、比べるのもどうなのかという気はするのですが…
なぜここに書こうと思ったかというと、会社員なら正直日本の1週間とかのコースでもいいんじゃない? と思っているから。
何を求めているかにもよるので一概には言えないですが、社会人がちょっと逃避したくなる理由って(フォルケは逃避のための場所ではないが)、
ほぼこれに集約される気がするのです。
もちろんわたし個人はデンマークまで行って、現地の空気感の中で気づいたこととか学んだこともたくさんあるし、まったく後悔はないのだけれど、全員がそのためにデンマークまで行かなくてもいいし、日本人のためのそういう場所がもっと日本に増えたらいいなって思う気持ちもあります。
(日本人が、日本でそういうことに気づく場所がないほうがなんか心配だなと。だからわたしはそういう場所をつくろうと思っているのもある☺︎)
話を戻して、、、さっきの動機をそのまま叶えるとしても、
なんですよね。なので、迷っているという方は、
というのもありだと思うし、
という方はすっ飛ばして、デンマークのフォルケに行っちゃうのがおすすめです。わたしはこの両方に該当したので、日本のフォルケに行った後に、デンマークに行っています。
(結論、わたしはその流れがよかった!)
会社ってどう辞める? 辞めなくてもいい?!
わたしはもはや「デンマークに行く!」と決めた瞬間に、会社を辞めることを決めてしまいましたが(これは正直危険w)、おすすめは「行きたい学校から入学許可が出たタイミング」だと思います。
「行く!」と決めてから実際に渡航するまでって、半年〜1年くらいあるわけで、VISAをとったり、航空券をとったり、住んでいる家をどうするのかとかある程度英語話せた方がいいかもとかいろんな問題が出てくるので、行く学校と渡航期間が決まってから退職手続きをしてもまっっったく問題はないと思います。
あと、会社を辞めずに来ている人にも2人出会いました(フォルケホイスコーレで1人、もう一つシューマッハ・カレッジで1人)。
2人ともある程度大手企業だったからというのはあると思うのですが、「会社にいながら海外留学するのは絶対無理」というわけでもなさそうです。休職制度を使ったり、いろんな休みを組み合わせたりして、最長3ヶ月くらいなら休めそうな印象でした(もちろん体調悪いとかならもっと休めるけれど、健康な人でも、という意味)。
というわけで、もし「今の会社そんなに嫌いじゃないんだよな」「帰ってきてから働けるならそれも選択肢としてあり」という方は、ダメもとでアタックしてみても良いかも。
その場合は、「なんでそれに行きたいのか」「それに行くことで会社にとってどんなメリットがあるのか」「自分がいない間のフォロー体制」くらいは話せたほうがよいかなと思います(会社側としても、勤務してないのに基本給出すってことなので)。
とはいえ帰って来てから、2人ともそのときの自分と現実を融合する(調和させる)のがめちゃくちゃ大変そうだったので、それなりの覚悟は必要かも、とは思いました。
実際にフォルケホイスコーレに行くまで
学校のコースを申し込む
入学したい学校を決めたら、Application formに入力して送信します。
だいたい入学の半年〜1年前くらいには申請できていると良いと思いますが、コースに空きがあれば直前でも入学は可能です。
ちなみに、デンマークの人たちは、日本の人のようにすぐ返信がこないのが普通。すぐリプライがくる環境に慣れているわたしたちは、めちゃくちゃ不安になりがちなのですが(Facebookのコミュニティには不安が溢れている)、そういうものだと割り切るしかない、という感じでした。
学校の人たちとは、基本メールでのやりとりになると思うのですが、「もし全然連絡がつかない…何かしらの事情でどうにかコンタクトを取りたい!」という場合は、「SNS経由で」「オフィスアワーがはじまる時間めがけて」メッセージを送るのが良いと教えてもらいました(これは本当でした!)。
海外送金する
銀行からの海外送金ってけっこう手続きが大変なので、これはWISE一択かなと思います。
手数料も高くないし、レートも比較的親切。何より送金手続きがすごく早いのと、今どこまで手続きが進んでいるかが見えるので安心です。
1回目だけ個人認証が必要なので2・3日かかりますが、それ以降は本当に即日とか翌日とかに入金されるのでめちゃくちゃ便利です。
ちなみに電話番号が必要なので、現地に着いて新しい電話番号(SIM)を手に入れたら、時間があるときに変更しておくと便利です。
VISAを手配する
これは基本的に学校の指示に従っていればよいはずです。
3ヶ月以内の滞在なら観光ビザでも渡航自体は可能ですが、市民カード(保険証?)みたいなのをもらって病院登録がされたり、電車のチケットが割引になったりするので、学校に行く場合は基本的にST-1ビザを取得します。
(ワーホリに行く人はワーホリビザでも可能だけれど、学ビザ+ワーホリビザの方が長く滞在できるかも?)
わたしが2023年1月ごろに対応したときは下記流れでした。
あまり早くても申請はできないので、渡航の2・3ヶ月くらい前から動き出す感じで大丈夫かなと思います。
航空券を手配する
わたしはいつもスカイスキャナーでざっくり検索をしてから、航空会社のサイトから直接手配をすることが多いです(キャンペーンなどがあって、直サイトより安く手配ができる場合を除く)。変更含めて、何か対応するなら、間に代理店が入っている場合は、すべて手数料がかかるからです。
航空券は往復で買うほうが安い場合が多いのですが、滞在期間が長い場合は、帰りだけフレックス(変更可)にするか片道だけでの購入も可能です。
わたしは、学校の開始日の前日にデンマーク着のフライトを選びました。
現地の朝に到着するフライトにして、そのまま直接学校まで行ってもいいのですが、ヨーロッパまでって片道でも15時間くらいのフライトだし、家を出てからは丸1日くらい経っているはずなのでけっこう疲れるんですよね。
なので、その日はホテルに行って、 SIMカードとか必要なものを購入して、たくさん寝て、ちょっと回復してから学校に向かうのがおすすめかなと思います。必要なものがあったら、コペンハーゲンで買ったりできるので(最初の渡航時、7月なのに寒すぎて、わたしはユニクロで上着を買いました)。
帰りは条件付きで変更可能なフレックスの航空券を買いましたが、結局変更せずに帰国しました。
利用航空会社は往復カタール航空(フィンエアーとの共同運行便)です。エミレーツが安かったら、本当はそっちに乗ってみたかった!(個人的には、中東系航空会社はサービスが良いのでおすすめです。)
海外旅行保険に加入する
わたしはジェイアイ障害火災保険の「たびほ」を使いました。
基本的に海外旅行保険は、出発前までしか申し込みができないので注意(というか行きのフライトでスーツケースなくなったら泣く)。
あと、保険は契約期限が切れる前に手続きをすれば延長できるはずなので、申し込み期間に迷ったら「絶対現地に滞在しているとわかっている期間」だけ手配しても大丈夫です。
(※保険会社やプランによって内容は異なるので、事前にご確認ください)
ちなみに、わたしは帰りにロストバゲージして、スーツケースが一瞬行方不明になりました。翌日ドーハで見つかって、無事5日後くらいに再会できたのですが、特に補償はありませんでした…。
(到着時は、自宅に着いてしまったら、紛失補償はないのでご注意を)。
携帯プランを変更する
わたしはいったん日本のキャリアの契約を止めました。
デンマークに到着したら、空港やホテルはWi-Fiが飛んでいるのでまずはそこで電波を確保。その後、スーパーに行って必要なものと合わせてSIMを購入するのが良いと思います。
せっかくならデンマークのみではなく、ヨーロッパ対応のSIMを買うのがおすすめです。学校にいる間はほとんど必要ないので最低プランを買いつつ、学校を出てから or 旅行に行くためにプランを買うようにしていました。
荷物の準備を進める
わたしはリュック1つとスーツケースL1個、ボストン1個で出発しました。トータルでヨーロッパには4ヶ月滞在していましたが、結果的にちょうど良かったです。
基本的に、週末の旅行などはBuddyのリュック1つで行っていました(LCCでも荷物が課金されない範囲におさまるから)。
その他、持っていったものはこちら。わたしの滞在時期は4月〜7月メインなので、春夏の目安の持ち物です。
いろいろ書いていますが、最悪デンマークは何でも買えるので、基本的に困ることはないと思います。生活品はちょっと高いけれど、服とかはセカンドハンドショップとかで安く買えます。
飛行機の荷物制限もあるし、何より重い荷物を運ぶのはしんどいし、すられる可能性も上がるので、シンプル&コンパクトにするのが一番かなって思います。
あと、現金はほぼ必要ないです。現金じゃないと払えないのはNordfyns Højskoleの洗濯機・乾燥機代と、Højskolen for Bevidsthedsudvikling前で毎週開催されるフリーマーケットくらい。4ヶ月の滞在で、デンマーククローネ20,000円弱、前から持っていたユーロ10,000円くらいで大丈夫でした。
(手数料は高いけれど、クレジットカードやWISEで現地引き出しも可能なので、それほど心配しなくても大丈夫だと思います。)
わたしのタイムラインはこちら(あくまで参考)
そもそも、フォルケホイスコーレ自体は1回しか行く予定はなかったのですが、会社を辞めることを先に決めてしまい(一個手放さないと先に進めない性格)、どうせ暇だから行くかってなったのが正直なところです。
けれど、結果的に1回滞在していたことで、次の渡航が気持ち的にすごく楽になったので、個人的には良かったなぁと思っています。
人生もそういうもんだよなって思っているので、不安になりすぎず、起きてきたことに対してどうするかだけをまずは考えたらいいんじゃないかなって思っています。
というわけで、わたしのタイムラインは、まったく役に立たないとは思いますが、いろいろ足掻いた結果のスケジュールを置いておきます。笑
わたしの珍道中が誰かのきっかけになれば嬉しいです。よい旅を☺︎
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