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研究No.2 季節のブログを書いてみて

みなさんこんにちは。むすびめです。
今回からことばの研究生として、tontonさんとおーしろさんと一緒に
テーマ設定や記事寄稿など、ライティングの実践的な経験を積みながら
ことばの深みへ触れていく挑戦を始めます。どうぞよろしくお願いします。

記念すべき最初の議題は、ブログ記事のライティング について。
私たちが今年受講を終えた「3ステップ・ライター成長塾」で取り組んだ内容です。

3ステップ・ライター成長塾(3ラ塾)とは

プロのライター育成を目的とし、株式会社マスメディアンが運営されているオンライン塾です。
講師を務められるのは、元博報堂のクリエイティブディレクターの黒澤晃先生。ライティング、プランニングの世界で数々の作品を生み出し、多くの優れた若手クリエイターを育成された同師のもとで、プロのライティングについて学ぶ大変貴重な機会をいただきました。

▼3ステップ・ライター成長塾note


課題の内容は、
「日本の四季の素晴らしさを若い読者にブログで伝える」というもの。
ターゲットは、10〜20代(高校生、大学生、新社会人)です。

上記の課題に取り組むにあたり、講義で学んだ4つのポイントについてまとめました。

と、その前に、先にブログを読んでみる!という方はこちら。

その1 情報収集

まずは、このブログの核となる四季の特徴をとらえていきます。率直な印象を書き出していくことから始めました。

<日本の四季の素晴らしさって?>
・1年のなかで主に4つの変化を楽しめる
・季節ごとの特徴がある
・日本は温帯。ゆっくりと気候が変化していき、じっくり味わえる
<四季を感じられるものって?>
・旬の食べ物 
・気温と光
・季節のイベント→ 好まれそうな話題です。でも他メディアでもよく言われてる?
・景色と色
・空と風
・水と光

以上から、ブログ記事の案出しをしていきました。

<ブログ記事案>
①季節を味わう四季別おすすめグルメ(飲み会・デート・女子会プラン)

② 光の変化による映え写真の楽しみ方
・光で変わる季節の景色
・ステイホームで感じる日本の四季

③ 四季ごとの聖地巡礼
(四月は君の嘘、君の名は、天気の子、涼宮ハルヒの憂鬱、鬼滅の刃?)
・制服が着られる今行こう!日本の四季と共に楽しむ聖地巡礼
・今楽しもう!制服と日本の四季

④ 環境変化や他国との比較で感じる日本の四季
・楽しむなら今のうち、気候変動でなくなる四季
・驚きが止まらない、四季別の統計特集
・実は他の国にも四季はある!?四季は日本だけと思っていませんか?
・日本の四季っぽいけどちょっと残念な海外の季節・気候
・日本にしかない季節とその楽しみ方

と、アイデア出しの段階では上記のタイトルが浮かんでいました。


その2 ターゲット

次に、今回の読み手となるターゲットについて。

このとき講義で「相手書き」について解説いただきました。
相手書きとは、読者が何を望んでいるかを捉え文章を書いていくことです。自身の興味のあることだけ、また、きっと相手はこう思っている!という思い込みで書いてしまうと
相手書きでなく、自分書きになってしまいます。

実は私、ここにとても陥りやすい。
文章を書くとき、自分書きの方が勢い絶えず進められたり、楽しかったり、まるで書けているような気になるのです。
(もちろん、自身の視点や書きたいことを書くのはとても大切なことです)

しかし、ターゲットと自身が離れている場合、途中で違和感が出てきます。
あれ?これ本当に読んでもらえる?

ここはまだまだ修行中で、どの文章を書くときも一番に気をつけているところです。
誤字は直せても、この根幹の部分はすぐに直すのが難しい。一歩ずつです。

さて、話を戻します。
どんな内容を書いたら、若者に読んでもらえるでしょうか。

せっかくなら、これを読んでよかったな、知っておくと良い情報だなと思って欲しい。メリットの考え方です。
さらに、「人を動かす」ことを大切にしました。
心が動くのはもちろん、そこに身体の動きもあること。
足を運んだり、日々の行動に影響を与えることです。

そこで、日々の行動の中で切っても切り離せない「写真加工」に着目

映えという言葉が流行し久しいですが、今でも撮りたいものを目掛けて足を運ぶ、そのために人が動くというのは変わっていないと思います。
そんな若者の日常習慣を題材とし、日本の四季をレコメンド。
これまでやってきた写真加工から少し視点をずらして、新たな行動を促していきます。

そんなことを考えながら、下記のコンセプトを設定しました。


その3 コンセプト

四季×写真加工 を題材にするにあたり、以下の内容を大切にしました。

・写真加工という具体的な行動とリンクさせ、人を動かす
・この記事を読んだ人の季節の見えかたを変える。それも、自然な形で

ポイントは、あくまで四季本来の美しさをベースにすること。
そうしないと、課題である四季の素晴らしさを伝える条件はクリアできないと考えました。

これまでの景色に、四季ごとの加工を通じて新たな発見を生み出し
最後は読者の感性=オリジナルの加工で、景色を完成させることを提案します。

そして、四季の美しさは、特別なことをしなくても感じられること
季節本来の美しさに気づくと、実は日常が違って見えてくること
そんな気づきと発見があるブログを目指しました。

こうしてコンセプトを考えながら、このブログは、新型コロナウイルスの影響で沢山の楽しみを我慢してきた若年層の皆さんにプレゼントをするような気持ちで贈りたいという気持ちが強まっていきました。


その4 表現

最後に、コンセプトをブログでどう表現していくか。
決め手となるのは、画面上で季節の雰囲気を感じられる写真にすること。そこに説得力がなければ、そもそも加工なんてしようと思いません。

また、フォトショップやライトルームなど専用ソフトにでしか行えない加工や、専門用語が飛び交う解説は行動変容のハードルが高く、ややもするとげんなりされてしまうかもしれません。

そこで、Instagram加工アプリVSCOにある加工機能を使用することで、 実現可能性をクリアできるよう考慮しました。(少しおおげさな言い方ですが…)

そして、本文が読みたくなる見出しを作ること。
見出しに続く章を端的にまとめながら、キャッチーな言い回しで印象に残るよう心掛けました。
よろしければ、ブログ本文にてぜひご覧ください。

「若者に季節の素晴らしさを伝えるブログ」本文

ここまでのいったりきたりにブログを書く以上の時間を費やしました。
黒澤先生もおっしゃっていた、記事を書くまでの散歩に時間をかけるということ。

実は、この完成に行きつくまでに、ボツにした記事もありました。
さようなら、お蔵入りブログ…。研究生に遠回りもつきもの!と、めげずに(実はすこしめげました)書き上げたブログがこちらです。


ブログを書いてみて

ここまでご覧いただきありがとうございます。
あなただけの景色を、ぜひ拝見できましたら嬉しいです。

ブログ課題に取り組んだ感想は

コンセプト設定、むずかしい…
書きながら、言いたいことがぶれる…

です(笑)

事前の情報収集や、想いを巡らす時間、起承転結の構築がとても大切だと感じた課題でした。ことばの世界は一朝一夕ではないですね。

これからも、ことばの研究生の仲間たちとともに
キャッチコピーやラジオCM、そして公募について、テーマを挙げ、ことばにまつわる特訓!をしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします(*^^*)

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