フィジビリティの壁は「やりたい気持ち」で越えられる | アートとコピー 第3回
はじめましての方も、そうでない方も
こんばんは。むすびめと申します。
わたしは今、コピーライターの阿部広太郎さんが講師を務めるコピーライター養成講座「アートとコピー」を受講しています。
本講座は、コピーライター(コピー生)と、デザイナー・アートディレクター(アート生)が毎課題ペアを組み、クリエイティブを作り上げていきます。
そしてここで出会った仲間たちが講座を超え、公募や実務、ひいては業界を超えて活躍していく。他にはない講座です。
・・・ここまでが今後も前口上になるだろうなと予感しながら、第3回の講義について振り返りたいと思います。
プロジェクトを動かす企画(書)とは?
こちらが第3回のテーマ。
プロジェクトを動かす=企画を通す
というこれまでの企画書に対する概念は、この講義で大きく変わった。
企画書は、思考回路を共有するものである
企画書作ることは、自分の考えを納得してもらうためでなく、
思考回路を共有することというお話があった。
企画書の1ページ目は思考回路の入り口で
最終ページまで、止まらない、疑問を持たない。
読み終わったときには、握手をし手を取り合える空気が出来上がる。
そんな企画書を目の当たりにした。
企画書でこんなに感情が揺さぶられるのか。晴天の霹靂だった。
同時に、自分の企画書は1ページごとにメッセージを込められていたのか
ただの情報の羅列になっていなかったかと恥ずかしくなった。
簡単には来ない。だからその空気からつくる。
大人になればなるほど、手を取って、一緒に心がぶち上がって、前に進んでいく。そんな瞬間があること、そしてその場にいられることをなんて尊いんだろうと思う。
そんなこと、そうそうなくて、簡単には来なくて。
だからこそ、共感と連携と推進を生み出すアイデアを、プロジェクトを動かす企画書を作り抜くんだと思った。
必死に考えた一言一句だったり、絶対伝えるんだという熱い想いだったり、そのなかで時折のぞくチャーミングさだったり。
読む人の心を動かすのは、フォーマット化できない細部に宿っている。
「やれるか?」の壁は
「やりたい!」の気持ちで越えられる
企画を進めるなかで、フィジビリティの壁にぶち当たることがよくある。思いついた段階のワクワクしている気持ちが、「え・・・これできる・・・?」と頓挫しかける。ここまでか、と線を引かれて前に進めなくなる。
でももし、企画書を通じて思考の共有ができていたとしたら。
「やりたい!」「やりましょう!」と手を取り合う想いは、引かれてしまったフィジビリティ線を飛び越えて、実現できるに変わるのではないか。
企画づくりもはじめはアイデア単体から始まっている。そこからもう一歩、
一緒にやりたい!と思う空気や感情、欲しい!実現したい!という渇望、
そういう目に見えないものをつくるのがクリエイティブなんだと思った。
「やれない」は「やりたい」の前では無力になることだってある。
普段は逆のことの方が多いけど、一筋の光を掴むように、ここは離しちゃいけない、やり切れ!燃え尽きろ自分!と思う瞬間がある。
理想論かもしれないけど、現実味のない話に聞こえるかもしれないけど、
思えば人生のなかで、やりたい気持ちが自分を突き進めたことが過去にもあった。
アートとコピーへの応募するとき
できない理由も、やめる理由も沢山あった。
でも、「今やらなきゃいけない気がする」という超・動物的直感と「きっとできる、楽しいと思う」という気持ちが私の心と身体を前に突き動かした。
そしてそれが同期生との出会いだったり、ペアの方と提出した作品だったり「気持ちがなかったら生まれなかったもの」がすでにたくさんある。
そう思うとやっぱり何事も、全力で挑みたいと思う。
阿部さんの言葉が、同期生の言葉が、自分一人では気づけなかったことを沢山教えてくれた。
自分はまだまだだなと思うことばかりだけど、まだまだだから、もっとやりたい。自分自身のフィジビリティもきっと、やりたい気持ちで越えていけると信じてる。
企画するなら、実現まで。(うまいこと言えてない)
これまで組んだペアの方とも、これからペアを組む方とも、
メラメラ燃え尽きるまで、笑い合いながら頑張りたい!!!やるぞ〜〜〜!!!
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