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喘息とアトピー② 小学校時代

私の小学生時代は、アトピーという言葉が一般的になってきたころで、
友達の中にもちらほら湿疹のある子がいた。
私は我慢できずに掻いては悪化させるタイプだったので、
見るからにアトピーとわかる子どもだった。

ラッキーだったのはアトピーだからといじめられることが一度もなかったことだ。見た目がブツブツしていたり、赤くはれたり、傷口からの浸出液が固まっていたりしていたが、それを汚いと言われたことはない。
先生が指導した、という記憶もないのだけれど、
今思うと、いい友達に囲まれていたのだな、と思う。

病院は家の近所の皮膚科に通っていて、
ステロイドの塗り薬を塗りまくっていた。
そのころはまだステロイドの副作用については一般に知られておらず、
処方する方も使う方も、気にせずじゃんじゃん使っていた気がする。

喘息の方はまだ発病しておらず、
ただ、気管支は弱かったので、ちょっと風邪気味になったり、
調子の悪いときに走ったりすると、
途端に喉の奥からヒューヒュー不吉な音がして、呼吸が苦しくなった。
病院では気管支炎と言われていた。

しょっちゅう母に「掻かないの!」と叱られつつも、
おおむね平和な小学生時代だったと思う。

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