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不妊治療は突然に

結婚しないかもと思い始めたころに夫に出会い、
遅まきながら37歳で結婚。

夫と結婚の話が出たときは、まだ「子どもができないかもしれない」と先生に言われる前だったけれど、
周りの健康そのものの友達でさえ不妊に悩む姿を見ていたので、
アトピーと偏頭痛と子宮筋腫と貧血でしょっちゅう体調を崩す自分が
子どもを持つのは難しいだろうな、と思っていた。
なので、夫(当時の彼)にも「子どもはできないかもしれない」と伝えた。
夫は一人っ子ということもあり、どうしても子どもがほしいのであれば、
別れを告げられても仕方ないなーと思っていた。

夫は軽く「そんなの治療してみなきゃわからないじゃん。
今から心配してもしょうがないよ」と言ってくれた。
私はその言葉に子どもはマストじゃないんだ、とほっとした。
後に彼は子どもを熱望しており、
治療すればすぐにできると思っていたことが判明し、愕然とするのだが、
そのころはそんなことを知るはずもなく、お気楽に構えていた。

そして、そんな超ポジティブな夫は
「まずは自然妊娠を試せばいいんじゃない?」などと言っていたが、
私の後ろには筋腫の手術後、不妊治療チームがすでに待機しており、
「その年で!その子宮で!何をのんきなことを言っておる!」
ということで、問答無用で不妊治療が始まることになった。


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