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はじめての不妊治療

新しいものを使うときに、説明書を読み込むタイプと、とりあえず触ってみるタイプがいると思う。
私はとりあえず触ってみるタイプだ。

それを言い訳にするわけではないが、不妊治療スタートにあたって、
私は病院から指示されるがままに薬を飲んだり注射を打ったりするだけで、
自分から情報を調べたりはしなかった。
なので、初めての採卵で6個の卵が取れた時、
多いとも少ないとも思わず、そんなものだと思っていた。

卵は培養の結果、5個の受精卵となった。
5個もあれば、1個くらい着床するだろうと高をくくっていた当時の自分。
今となっては小一時間正座で説教をしたい思いだ。

移植と玉砕を繰り返した3回目の結果が出た後、
ようやく私は不妊治療についてググり始めた。
世の中には星の数ほどの不妊治療ブログがあり、
みなさんそれはもういろいろな努力をなさっていることを初めて知る。
自分がかなり出遅れていることに気づき、
お金をかけてでもできることをしようと思い立った。
不妊治療でお金はないが、毎週諭吉が列をなして去るのに慣れてきて、
10人も20人も一緒だと感覚が麻痺していた。

始めたのは王道の漢方と鍼だ。

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