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December 師走 何かが始まる前の準備期間

 だいたい朝6時半までには起きるように
している。この時間帯、世界は暗いまま。
お茶を淹れるため水を張った薬缶を火にかけ
炬燵を温めて、朝の支度を始める。
ヨガをしてから、食事。
8時以降は子どもを送り出したり、
自分の身支度をしたり、家事をしたり
慌ただしく過ごす。
駅のホームに立って電車を待ち仕事場へ。
もくもくと作業し、夜6時頃には退勤。
この季節、夕方5時頃から暗くなり
外はすっかり真っ暗闇だ。
帰宅してすぐに洗濯機を回し、
食事の支度。食事、洗濯物を干し、
洗い物、洗濯物をたたみ、入浴の支度。
子どもにおやすみなさいを伝えて
ヨガをして、眠る。
羽毛の掛け布団はとても暖かく
気がつくと朝になる。

 自分に嘘をつかなくてもよい日々の
中で幸福による心労についてふと考えた。
幸せになっても変化を理由に心身は
ストレスを感じてしまう話だ。
 “このままでいい”と思った。
しかしそのあとすぐに自分を疑う。
変わらないことに安心しようとする自分と
思いきり環境を変えたい自分とを行き来
する。
頭の中で人よりも体力のない神経質な
自分の扱いづらさを並べたて現実に即して
想像を巡らせたり、全くそういうことを
無視してひたすら理想の世界を構築したり
するのだ。
そんなことをしつつ日々を過ごす中で
私は私を癒している。


もう5年ほど着た秋冬用の上着をそろそろ
新しくしようと思った。
年が明けてしばらくすると弟を亡くして6年、
離婚して4年経つことになる。
そろそろ全快してもいい頃合いなのかも
しれない。


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