現実逃避ができなくなった

現実逃避
これが今までの自分を支えてきたものだということに最近気が付きました。

中途半端なプライドと、それによって生まれた「自分は何者かになれる」という根拠のない確信によって、何も成し遂げられておらずただひたすらに怠惰な生活を送っていた自分という存在を無視し続けることができていたのです。

現実逃避の内容はこんな感じです。

• 作曲家になってアイドルや声優と一緒に楽曲を作り上げる

• アイドルや声優たちとラジオパーソナリティを務める

• アイドルや声優と結婚する

• YouTuberとして大成功して毎日好きなことをして過ごす

• ゲーム実況者になってみんなの憧れの的になる

• X (Twitter) で大量のフォロワーを獲得して、毎日たくさんのフォロワーと会話しながら過ごす

• 天皇になって好き勝手やってみる

どれもオタクの妄言って感じですよね。でも謎の自信があって、何にでもなれるような気がしていたのです。
これが、おそらくこれまで生きる上での推進力となっていたのでしょう。

しかしながら、引っ越しを経て、自分の年齢に気付いたとき、こういった現実逃避がたちまちできなくなってしまいました。
一応、焦ってDTMを触ってみたりしたのですが、全然曲が作れる気がしませんでした。絶望です。

今後は自分の現実を見つめ、現実逃避に取って代わる推進力、生き甲斐を見つけていかなければ、そんな気持ちになっています。今まで空っぽだった人生を埋めていくのは大変だなあ。