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ピアノとるーさん⑦

こんばんは!
ジョイのるーさんです。

最近、夫婦で夕飯を作りあいっこするのが、楽しい(^o^)
#ただのノロケになってしまった


さて、前回のお話の続きをしますね。


そんなこんなで、
歌を学びながらピアノを弾く生活を送っていました。

時系列が少し戻りますが
(私の記憶の思い出し方が、バラバラでごめんなさいm(_ _)m)

私が通っていた学校には、毎年秋ごろに合唱祭があります。

それは、中学、高校とわかれて学年毎に行う合唱祭スタイルでした。

中学1年生のときに、
初めて合唱祭で歌う曲を決めていたときのこと。


わたしは、なんだか他人事のように


そんなんあるんだー


くらいで思っていました。



指揮者と伴奏者を決めるというフェーズがあったのですが、
もちろん私は立候補することなく、
とりあえず誰かしらピアノ習っている人いるし、誰かやるでしょっていうノリでした。

しかし、同じクラスだったYさんが

「るり、ピアノ弾けるからるりやったらいいよ」

という、魔の一言で場が盛り上がってしまったのです。

私は
「いや、他にもピアノ弾ける人いるから、他の人に・・」

という言葉も虚しく
なぜか、クラスのみんなも

「おおー!じゃあ、るりにお願いしよっか!」


そんな流れになり、
なぜか引き受けてしまうことになったんです。
(というより、引き受けざるを得なかった)

Yさんとは、

私の叔母にあたり(叔母なんですが、同い年というめちゃくちゃレアな関係)
赤ちゃんのときから一緒に過ごし、仲良しかっていうくらい
同じ中学にまで進学したYさんがいました。

そんなYさんの一言によって、なんとこうなったのです。


私は、腹では

「なんでそんなことを言ったんだ〜」

と、怒りに笑


その後、
Yさんと話したときに

「なんでそんなこと、言ったの・・」

と聞いた私に返ってきた言葉は、

「るりがめちゃくちゃピアノ弾けるんだから、それでいいじゃん」


なんだそれw

でも、なんだかこの言葉が嬉しくも感じました。
誰かにそう思ってもらえてるという、事実が嬉しかったのかもしれません。


引き受けたからには、練習しないといけない。
だって、伴奏ってみんなの歌が増幅するように弾かないと、意味がない。


その日から、自分に課せられている「ピアノの練習」は、合唱曲がメインになりました。
(クラシックのピアノは、適度に練習)

おまけに、

初めて「伴奏」をした瞬間。


これが、練習をやってみると、


楽しいいいい!!!!!!!!!笑



合唱曲は「遠い日に」っとていう曲だった気が・・・
(記憶が曖昧で申し訳ない)

この曲が、パッヘルベルのカノンと同じ旋律を少しアレンジしたような曲でした。


この曲の伴奏が楽しくて。


なんで楽しいかって、

「みんなに必要とされたから」

だったんです。


どういう意味かというと、

音楽の授業で伴奏を私が弾いて、みんなは合唱を練習します。


そんなときに、

「るりのピアノ好き〜」

と言ってくれるクラスメイトが何人かいたのです。


その言葉が、私は嬉しかった。


上手い、下手
間違えた、間違えていない


そんな基準でしか、音楽と触れ合えてこなかった私にとって、

好きか、嫌いか

という選択肢があるのは
初めてのことだったんです。

だから、嬉しくて。


自分のピアノを好きだと言ってくれる人がいるんだ〜


という感情。


だから、より楽しくてその曲ばかり練習していました。

思い返せば、
その時から

「めちゃくちゃ上手いピアニストになる」


という目標から

「誰かの心にささる音楽を届けたい」
「聴いてくれる人が感動してくれる音楽を届けたい」
「聴きたいと思った音楽を私が奏でたい」

こんな目標に変化したきっかけにもなりました。

本当にそのきっかけをくれた、
当時の学校のクラスメイトに感謝だな〜


本来、合唱曲などをもったら
ピアノの先生に話して、レッスンでみてもらうという流れになるのですが、
私は口が裂けてもお願いすることはできませんでした。

なぜなら、そのような伴奏も引き受けないほうがいいと言われていたから。
違う曲に練習時間をあてるなら、今目の前にある課題に時間を割きなさい。

と言われていたから。


だから、
この伴奏を自分なりにめちゃくちゃ楽譜を読み込み、ひたすら練習する日々が続きました。

このバスがあったほうが歌いやすいのかな
こういう弾き方のほうが、盛り上がりが増すのかな


そんなことを考えながら弾き、
学校では、昼休みや放課後も使って、クラス全員で合唱の練習をしていました。


通っていた学校には1クラスに1台、アップライトピアノが設置されていました。
そのピアノを使って、私は休み時間も利用して練習していたら、

あるクラスメイトに、

「ねぇねぇ、この曲弾けない?」

と、ポップスの曲やディズニーソングのリクエストをいただきました。

わたしは、自分のつたない記憶を頼りに
音楽教室で習っていたコードを使いながら、なんとか弾いて応えていました。

そんなつたない演奏でも
弾いて〜って言ったクラスメイトは、

「すごいー!」

って、喜んでくれるんです。


なんだか、めちゃくちゃ嬉しいのと反面
つたないままでしか弾けないのが悔しくて。

なので、リクエストされるであろう曲をもう少し勉強したい、

と思って、
当時(今もある)月刊ピアノを買って練習したりもしたなー。


そうして、私は
誰かから「弾いて」って言われた曲を弾く楽しさを見つけることができました。


きっと、このきっかけは、
心に根強くあって、今の私のアーティスト活動に活かされています。


めじろのみんな、ありがとう(T_T)


今日は、ここまで!

おしまい。

いつもありがとうございます(*^-^*) 次なるコンテンツの本に使います♪