突然の旅

たぁくる

2023年2月13日 00:40

注意：かなり長文です

突然できた空白の時間

11日の夜から１２日にかけて旅に出ました。

理由は予定が突然空いたからです。

空白の時間がぽっかりできてしまったので、何をしようか悩みました。
だけど、ここ最近ずっと旅行したいという気持ちが強かったので
もしかしたら、これは行けということなのかもしれないと思い無計画ながらに行くことを決意しました。

行先は大阪。

いざ、大阪関西国際芸術祭へ

僕は前回の記事「旅の理由」にも書いていたのですが
行ってみたいイベント、「大阪関西国際芸術祭」が今大阪であっていて、それが２月１３日までだったのです。

かなりギリギリ！！！！

もうこのチャンスは逃してはもったいないですよね。

ということで仕事が１５時半に終わり１６時過ぎに帰宅して

一瞬優柔不断になりましたが、お風呂に入って気持ちを決意して１７時前に新幹線を往復分ネット予約。

行きは１８時２５分発を購入しました。
帰りは翌日の１８時０６分発。

やばい！！！新幹線の時間まで１時間ちょっとしかないじゃん！！

そう思い、急いで荷物を作りました。

携帯用歯ブラシとお財布とワイヤレスイヤホンに眼鏡ケースそれから充電器

今思い返してみると本当に遠でする気があるのかと問いたくなるくらい少ない荷物で行きました。。。

行ってから後悔したことはクリアファイルもっていけばよかった。
パンフレットもらうのにそれをきれいに保管する道具がなく困りました。

大阪までの道のり

１７時５０分頃にタクシーで駅に向かい無事に新幹線間に合いました。

せっかく行くからにはその地元グルメ食べておきたいというのもあり、
大阪に住んでいる友達においしいところを聞いてみました。

「大阪でおいしいお店教えてください。」

今思うと言葉不十分な文章と反省です・・・。

「今から大阪に行くんだけど、せっかくだからおいしいもの食べたいし何か知ってたら教えてください。」

こんな感じでなんで知りたいのかというのを書いておくのがよかったかな。
こっちの方が失礼なかった。。。
と一人反省会もしつつ行く道中は３時間程度、仮眠してました。
仕事終わって即行動だったからちょっと疲れてたのもある。

大阪プライベートで行くの初めてだな、楽しみだな！！！

そんなことを電車の中では思っていました。
しかし、到着してからは地獄が待っていました。

大阪で路頭に迷う

到着２１時２８分。

改札を出て僕は途方にくれました。

ここどこ！！！？

大阪だよ！！！

でも、そういいたくなるくらい道がわからなかったのです。
真っ暗だったからっていうのもあるんですが、大阪の街に出る道を見つけきれなくて焦りました。

疲れ切っていたのもあり、駅のどこにいるのかさえわからず、駅を出て街に降り立つのに３０分かかりました。

とりあえず、お腹すいた・・・。
晩御飯食べてないし、どこかで食べよう。
そう思って散策もかねて歩き回っていると、西中島あたりについたらしく
居酒屋やらなんやらが密集していてとても賑やかでした。

うちの地元ではこんなにぎやかさは今はないな・・・。

ただ、ここでまた問題が発生。。。

ひとりで店の中入る気力ない・・・。

入れそうな雰囲気の店を探し回っていると風俗街についてしまい撒くのが面倒でした。

西中島の居酒屋が密集しているところを１周したくらいで、２３時過ぎ頃だったかな？北海道の料理をメインでやっている「北海道海鮮にほんいち」という店に入りました。

・・・何故大阪に来て北海道料理を食べているのか今となっては謎です。
とにかく何か食べたかったのでしょう。

そこの入って目の前にあるカウンターの隅に座り生ビールを注文。
そこでスマホを開いてみると、おいしい店を教えてと連絡していた友達から連絡があり、新天神筋あたりいいところあるかもーということを教えてもらいました。
もう、店に入ってしまったし、これは明日行ってみようかな。

そう思いながら、生ビールと生ハムシーザーサラダ、完熟トマトのてんぷら、海鮮焼きそばを食べました。

そして、ここでふと大変なことにきがつきました。

どこで寝よう・・・。

行くことだけに舞い上がりすぎて宿泊場所考えてなかった・・・。

とりあえず、カラオケで寝るしかないか・・・

というわけで、近くにジャンカラがあったので、そこに入店。
突き当りの部屋だったのですが、そういえば、ヴォイトレしてないなと思い、軽くストレッチだけでもしておこうと思ってストレッチをしていると、途中でふと扉を見ると誰かが中を覗いてた！！！！

やばい、変なとこ見られた、恥ずかしい///
そう思い小さくなっているとまた覗いてくる。。。
ガン無視決めましたけども、なんか手でも振ってあげればよかったかなとか後になって思いました。

それから１時間ほど歌って仮眠して、朝を待つ・・・。

一件落着かと思いきや・・・

なんてうまいこと行きませんでした。

ジャンカラはＡＭ５：００まで営業。
ということは５時になったら追い出されるのです。

そのことに３時ごろ気づき、どうするか考えました。
調べてみると、芸術祭の会場も西中島からだと徒歩４４分くらいかかるみたいで、その移動時間を考えると今のうちに移動して、２４時間営業のネカフェに避難するというのもありかなと思いました。

ということで、４時３０分から決行！！！
早めに動いてさっさと寝よう！！！！

しかし、これもうまくいかず・・・ネカフェに到着するまでに長い道のりになるのです・・・。

目指せネカフェ！！！

知らない土地を歩くのは好きなんです。
自分の住んでいるところと比較してみて、いろいろ分析してみたり。
大阪の街は公園がたくさんあるんだなとか、ところどころアートな建物や建造物？（オブジェみたいなの）があって見ていて面白いなとおもいました。
光の演出もすごくおしゃれだなと思うところもありました。

この写真で伝えるのは難しいですが、木を照らすように照明を当てているというのがきれいで、この木の配置もおしゃれだなと思いました。
こういう踊り場居心地よさそう。

新淀川大橋を歩いているとき歩きながらふと思いました。
ヴォイトレのロングブレスで歩きながら３０秒息を吐き続けるっていうのあったなー、、、

やってみるか

やってみたのですが、思った以上にきつい！
めちゃくちゃ足腰に来ました。
歌手の方がよく走って足腰を鍛えたりしているのもちゃんと意味があるんだなとおもいました。そう思うと、歌手の方はすごい！！！
ライブでも歩いたり、走ったりしながら安定した歌声を届けている・・・！！！！

そんなことを考えながら橋を渡り切り、できるだけ会場の近くに行こうと歩を進めました。

さて、ネットカフェにたどり着いたのは何時だと思います？？？

答えは朝の６時半ごろです。

もう道が複雑すぎで泣きそうでした。
特に大阪駅付近の道！！
どう行けばあっちの道に行けるのかも謎で、かなり時間かかりました。
目の前に行きたい場所あるのに行けないもどかしさ。
通勤なのか、スーツを着た人とかがたくさん大阪駅に向かっていてその流れに紛れてネカフェに向かいました。（行先は快活クラブ）

朝の５時を回ってもまだ飲み客でにぎわっているのにびっくりしました。
後々Google MAPを見てみるとその酔っ払いでにぎわっていたところが新天神筋だったよう。
ネカフェを探す流れでその飲み屋街のようなアーケードを歩きましたが、またもや風俗街にぶつかってしまい面倒でした。

こういうのは話に乗らないのが一番。

もう朝日が昇ろうとするオレンジ色の薄明かりの光がさしてきそうな頃
ようやっと入店しましたが、個室が取れず、今度は机にうつぶせになって寝ることに。
新大阪まで帰りは無事にたどり着けるだろうか・・・。
そんな不安をいだきました。

これからの動きを冷静に考えて・・・無計画すぎるのは危険！！

９時まで寝て（というより仮眠して）これからの行動のことを考えました。
ここまで来るのに相当苦労したし、やっぱりこの無計画過ぎる旅は危険だと考え直し、やることをまとめてみました。
まずは芸術祭の会場をMAPで印つけて、（会場が複数あった）
どう回るのか考えました。
そもそも、チケット当日券あるのは知ってるけど、現地で買えるのか・・・？
そこも調べてみると、現地では買えず、チケットぴあなどで購入しないといけないことを知り、急いで購入の段取りを。
そうこうして１１時頃にネカフェを出発。
コンビニでチケットを受け取って、グランフロント大阪へ向かいました。
地図をパッと見た感じでは全部近場なんだろうと思っていたのですが、よく調べてみると現在地から徒歩３０分かかるところとかもあり、これはひとまず近くのグランフロントの方に行って、時間があれば他を回るようにしようと考えました。

大阪関西国際芸術祭・・・来てよかった！！！

この大阪関西国際芸術祭は２０２５年の大阪万博の開催を目指し、「アートとヒト」「アートと社会」の関係性やアートの可能性を検証し学ぶためのプレイベントのようです。（パンフレットより参照）
アートを見るだけでなく食すことも学ぶことも、そして、買うこともできるということでわくわくでした！！
いいなと思ったものがあれば買いたいなと思っていましたが、それは安易に考えすぎてました。何万、何十万、何百万するアートたちばかり！！！手が届きません…。
細かいとこの繊細さというかそういうのも見惚れてしまいました。
見れば見るほど、アーティストさんの表現に見惚れてしまいます。
そこに、アートの説明をしてくれる方もいるので、さらに絵の世界に入り込める楽しさ！！！！
グランフロント大阪のブースすべて見ましたが、どれも素敵なものばかり。
ＡＩ技術を利用したアート作品や、アーティストそれぞれの感性で出来上がったアート作品、和紙を利用して和紙というものを忘れないでほしいという思いを込めて作られた作品などなど、アーティストさんの色んな思いを込められた形というものを知ることができたのもまた良かったです！

印象的に残っているのは北村瑞枝さんの作品。
実際に砂漠に行ってその砂漠の砂を持ち帰ってそれを細かくしてアートに取り入れるというもの。鉄の成分が強いほど砂漠の砂は赤色をしているということを教えていただきました。
ご本人様と直接お話しできて、そして、すごくお話が盛り上がりとても楽しい時間でした。名刺持っていたら、名刺渡せたのかな・・・と思えました。（そんな名乗るほどのものではないけど）３０分くらい話し込みました。

細川高文さんのゼリーという作品も面白かったです。
いろいろ試行錯誤して、最終的には油絵具を立体的に見せるアートに仕上げたり、経過を想像すると楽しいです。

あと、最後の方に見た「匂いを視覚化する」というのも面白かったです。