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農業のこと

都内の友人や知り合いに、夫が農業法人に勤めるというと『えっ土地があるんですか?』『どんな作物を作るの?』『収入、減って大丈夫??』という返事をいただくことがある。

うちの場合は自分で経営でなく、会社組織に勤務するんですと話をすると『えっ農業で会社組織ってあるんですか?』と言われたりする。
そう思うのも無理もなく私も以前までは知ろうとしていなかった。

お米や野菜はなくてはならない大切なものだと思っているけど、それがどうやってどのように作られているのか?わからなかったから。

食材を買う時はスーパーに行くんだけど、田舎では自分の家の敷地で野菜を作ってる人からお裾分けをいただいたり、そんなイメージだったし。

夫が勤務している法人は主にお米をメインに野菜、冬はお餅の加工と、市から除雪の仕事を請け負っている。こんな感じでこのあたりは春〜秋と冬の仕事が別れている農業者さんも多いようだ。

今の時期はお米を田んぼに植える"田植え"に向けて準備をしている時期だそう。
農家でなくてもこの地域は昔から家族の間で"田植え"や"稲刈り"で季節を感じる会話をする事が多い。
「あそこの田んぼはもう田植えが終わってる」とか「そろそろ稲穂が垂れてきたから稲刈りだろうね」とかそんな感じ。

夫の話を聞くと、田んぼに稲を植えるまでにたくさんの作業があるなぁと驚く。
種籾の扱いや発芽の管理、水を入れるための準備や、あぜ道の整備などなど。
米の文字通り八十八の工程がありそう。

免許は持っているものの東京では車の運転もしていなかった夫の奮闘ぶりはすごい。
子供のような年齢の先輩から色々教えてもらって毎日飽きないようだ。

コーヒー焙煎の仕事からの転職でまた一からのスタートは大変だろうけどそのチャレンジを選択したことに何よりも感謝と尊敬を。

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