新堂浩子 音楽家のフィジカルセラピスト

『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』3/22春秋社より発売! 19年間歯科医をした後、音楽家専門のパーソナルトレーナーに。Vi,P,Tr,アコースティックG歴。趣味はクラッシックバレエ♪ HP https://www.music-body.com/

新堂浩子 音楽家のフィジカルセラピスト

『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』3/22春秋社より発売! 19年間歯科医をした後、音楽家専門のパーソナルトレーナーに。Vi,P,Tr,アコースティックG歴。趣味はクラッシックバレエ♪ HP https://www.music-body.com/

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    音楽家のジストニアの診断は難しい

    この記事は拙著『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 フォーカルジストニアの診断が難しいわけ見た目で判断される 局所性ジストニアの診断は、臨床的に判断されます。つまり、見た目で判断されます。 例えば、感染症の場合、ウイルスや細菌がいる・いないかで診断されます。抗原抗体反応をして陽性と出たら、罹っています。 でも、音楽家の局所性ジストニアの場合、血液検査や細胞を調べたらはっきりするような診断基準があるわけではありません。 症状が人

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      • フォーカルジストニア改善に役立つ身体技法や療法

        この記事は『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 この回は、「音楽家のジストニアの治療法と選択について」から、身体技法と民間療法を分けたもので、おすすめ本を追記しています。 ジストニア改善のための身体技法身体技法をやるといい理由 身体技法を取り入れることは、ジストニアの改善に役立ちます。 理由を、わかりやすくするために2つに分けて説明します。 1つ目は、体でリラックスすることで、精神的にもリラックスする効果があります。 ジス

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        • フォーカルジストニアを患った音楽家へ

          この記事は『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 不治の病ではない音楽家のフォーカルジストニアは、一生治らない病気、音楽家人生を奪ってしまう病と言われてきました。 これまで多くの演奏者が、練習不足と考えて練習量を増やしたり、動きを強制しようとムキになって取り組んだりして、症状を悪化させてきました。過去には、日常生活で不自由になったり、演奏を諦めた音楽家もいます。 しかし、音楽家のジストニアは、全身や躯幹に不随意に起こるジストニア

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          • 音楽家のフォーカルジストニア体験集2

            この記事は『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 手術されていない方以下、順不同。 鍵盤 ・動画「ジストニア改善経験者達の演奏」 トルーシュ亜紀子さんなど、11名のピアニストと、琴奏者の脇坂明日香さんが参加された動画。発症から、療法、練習方法、経過まで、様々な体験談が演奏とともに紹介されています。 脳神経内科 青嶋陽平医師による編纂。 管楽器 フロート、尾崎さん(左手、右手、口)動画 ・4年前、フルート吹けなくなったんです。

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            • 音楽家のフォーカルジストニア体験集1

              この記事は『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 本は神経系全般についてのため、ジストニア症例がありません。 こちらに記載します。 ローベルト・シューマン(1810〜1856年)シューマンが16歳のとき、姉が心の病で自殺をしてしまい、父もその年に亡くなり、彼は鬱状態に陥ります。 右手を故障、ピアノを断念 シューマンの手の障害に関しては、1978年、British medical journal4月8日号に「Shumann’s h

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              • 音楽家のジストニアの治療法と選択について

                この記事は『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 この回は、フォーカルジストニアの治療法と選択についてです。 ジストニアかも?という人の対策については、前回を御覧ください♪ 「身体技法や療法について」は、別ページに分けてあります。 よくやられている方法感覚トリック ギターなどで、指に輪ゴムをかけたり、ピックを持つなど軽い刺激を与える。物に触っている感覚が神経回路に影響し、筋緊張が改善、ジストニア症状が軽くなる。 ジストニアかもし

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                • ジストニアかも?という人の対策

                  この記事は拙著『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 ※ジストニアの治療法については次回に挙げています。 この回は、"ジストニアかもしれない方”向けです。 同じ動きを繰り返さない思うように弾けないとき、無意識のうちに力んだ動きをしてしまいます。 自分ではわかりませんが、動きにくい状態です。 力んだ動きを繰り返すことで、その動きを身に付けてしまいます。 ある動きがきっかけとなって、特定の筋の反応を誘発するようになる。 こうして、脳

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                  • ジストニア、イップスと精神疾患

                    この記事は拙著『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 うつ病や精神的な疾患との関係は?「ジストニアとイップスの共通点」の続きです。 演奏家のジストニア、発声障害、スポーツでのイップスは、思うように動かせないことや満足にプレイできないことで、辛い思いをします。音楽家として、アスリートとしての自尊心やアイデンティティを大きく傷つけます。 結果として、自己肯定感を下げ精神面は悪くなり、中には、抑うつ状態や、鬱病になる方もいらっしゃいます。

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                    • ジストニアやイップスになる共通点

                      この記事は拙著『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 スポーツのイップススティーブ・ブラス病、ぬけぬけ病 「イップス」という言葉は、プロゴルファーがパターを以前のように打てなくなった症状を、yipsと呼んだところから始まりました。 他のスポーツにおいても、慣れているはずの動作をコントロールできなくなること、運動障害をイップスと呼ぶようになりました。 野球では、極度の制球困難になることを「スティーブ・ブラス病」、陸上選手が走れなく

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                      • ❝フォーカルジストニア❞を理解しよう

                        この記事は拙著『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の補足、深堀りです。 フォーカルジストニアとは ジストニアのジス dis は、良くないという意味の接頭語で、主に動きが悪いことを表します。 似た疾病として、 ジスキネジー(dyskinesia) キネシアkinesia は、動きという意味で、運動障害を意味します。 体性神経障害による手足の筋の随意運動低下や不随意運動。 ”舞踏病”や”胆道ジスキネジー”のように腸管の運動障害もあります。 ジスキネジ

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                        • 『音楽家のための神経学』を理解しやすく

                          『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』の2章、神経学は、医学的な専門用語が並んで読みづらい、わかりづらいと思います。 音楽家が、体のしくみを理解するために、脳や神経について書いたため、医療系の人が学ぶような内容は省いています。 ちょっと省きすぎました。 なので、理解しやすくなるためのコツ、オススメの動画、脳の全体像をあげておきます。 わかりやすい言葉に置き換える難しい単語を自分がわかりやすい言葉に置き換えると読みやすく、理解しやすくなります。 「情

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                          • この本は、こんな症状がある音楽家にもオススメ

                            音楽家の体調不良 『演奏不安・ジストニアよ、さようなら:音楽家のための神経学』の本は、あがりやジストニアだけじゃなく他にもこんな症状の方にお勧めです。 ・気圧や気候の変化に弱い気象病 ・頻回な下痢、潰瘍性大腸炎、拒食症・摂食障害 ・原因不明のめまい ・繰り返す偏頭痛、緊張性頭痛 ・息が続かない、すぐ声が嗄れる ・喘息、過換気症候群、パニック発作 ・肩こりがひどい、背中が張って痛い ・疲れやすい、よく眠れない など これらは原因がわからず自律神経失調症と呼ばれることもあり、

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                            • これから本を読んでくださる方へ

                              嬉しいよりも、心配3月27日(日)ザギンへ。 日比谷線の銀座駅降りたら「銀恋」が、間違って回転数を速くしたような超アップテンポで流れて、足スベりそうでした。 あまり聞かない、懐かしい曲です。懐メロ、駅メロ。 ヤマハ銀座店に自分の本『演奏不安、ジストニアよ、さようなら;音楽家のための神経学』を買いに行ったのでした。 オサレなとこで、緊張しますな。 まず2階のカフェへ。満席でしたが、運良く席が空いてゆったり座れました。 実演できるグランドピアノ、アコベ、ドラム越しにモニター

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                              • 御茶ノ水の春秋社さんへ

                                2月の半ば、用があって御茶ノ水にある出版社を訪れました。 春秋社は、宗教・哲学・思想・心理・音楽の各部門の専門書。 譜面はジャジャジャジャーン♪ ハクション大魔王ではない。 ベートーヴェンです。クラッシックを取り扱っていらっしゃいます。 100年以上の歴史ある格式高い出版社です。 執筆者は、研究者や教授、海外で活躍歴のある音楽家ばかり。 私は「はじめに」「あとがき」を、普段どおりに書いたので、あんなに高尚でない文章を書くのは、私ぐらいじゃないかと思います。 春秋社の音楽

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                                • 『演奏不安・ジストニアよ、さようなら:音楽家のための神経学』項目

                                  2022年3/22に、いよいよ発売されます♪ 前回は動画で内容をざっと説明しました。 Amazonページ↗に項目が載っていないので、ここに主な項目を挙げます。 第1章 音楽家が抱える問題 自分をコントロールできない 1 本番が怖い あがりとステージ恐怖症 2 演奏部位を動かせない フォーカルジストニア ・指のジストニアの病理 ・歌手の発声障害 ・スポーツにおけるイップス 3  がんばって克服しようとする音楽家 熱心に練習する 4 自制が効かない うつ病やアルコール依

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                                  • 再生

                                    「演奏不安・ジストニアよ、さようなら:音楽家のための神経学」動画でざっくり

                                    2022年3/22、春秋社さんから音楽家のための神経学の本が出ます♪ 本の内容についてざっくり話しています。 1'10" 1章、音楽家に起こる解決しづらい、理解できない症状 3'30" 2章、身体と心理を理解する神経学、ポリヴェーガル理論 9'00" 3章、なぜ、音楽家がそのような問題を抱えるのか? 11'45" 4章、改善について 13'56" 5章、見えない心理的負担に苦しんだ音楽家、ミュージシャンたち Amazonで予約できます♪ https://amzn.to/3sRl5RM

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