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「何かを生み出す人」になりたかったのだと思う。

今日は久しぶりに涼しい。少しずつ、秋の気配。

8月にようやくZINEを一冊作った。今回のは過去にここで書きためてきた記事をピックアップしてまとめただけの簡単なものだけれど、ここでこうして拙いながらも自分の書いた言葉の軌跡を、自分でもう一度辿ってみる。そうやって歩みを可視化できるのはいいことかも知れない。

noteに掲載しているものなので探せば読み返せるんだけど、自分が冊子状のものがどうしても好きなので冊子にしました。雑誌のコラムとか好きだし読み返したくなっちゃう方なので、そういう気持ちをわかってくれる人が、もし一人でもいたら嬉しいなと思います。

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思えば、昔から同人誌とかに憧れて漫画を描こうとしてみたり(昔いくつか描いたことがある)、お話を描こうとしてみたり、詩を書こうとしてみたりしていたのだけど、自分の中にはそういう創造性は実はほとんどなかったのだと思う。
これは今もそうなんだけど、何かを創造できる人が好きで、それに焦がれているとことがある。それは単にものが作れる人ということよりも、まったく新しいものを生み出すことができる人のことだ。もちろんものづくりが得意な人も、それはそれで素晴らしいのだけれど。
有り体に言えば「天才」に焦がれている。今までこの世界になかったものを生み出すことができる人というのは実際にいて、それはアーティストということなんだろうとは思うんだけど。とても恥ずかしいけれど、私はアーティストになりたかったのだと思う。
だけど、自分の性質はやっぱりそういう方向にはなくて。絵も好きだから描いているけどやっぱりそういう方向の才能はないのだなと思う。そういうアーティストになりかたった私を応援してくれた人はたくさんいたので、それに関しては感謝しかないけれど。

アーティストへの純粋な憧れは、自分を特別な人間だと思いたい肥大化した自意識と結びついて、私をどんどん苦しくしていたように思う。

自分には表現したいという欲求はないのだ。
自分の好きなコメディアンにラーメンズの小林賢太郎氏がいるけど、彼が昔のインタビューで言っていた言葉を思い出す。
「(自分の中に)表現したい塊がありますよね。絵や小説と同様にそれを表現する手法にコントというのは全然入るものなんじゃないかと思うんですよ」およそそんな主旨の発言だったと思う。この話でいうところの、「表現したい塊」と、その塊を表現したい欲というのが私にはないのだ。でも、工作は好きだし、絵を描くことも好きだ。でもそれはその意味での表現ではないのだと思う。
私は何かを表現したいから絵を描いているのではないのだ。紙に向かっている時の過集中状態が好きで、普段の自分とは異なる回路を使っているのが好きなだけなのだ。だから、何かを表現したいのではなく、何もしたくない。それは、自分を透明にしていく作業に近い。

自分自身を透明にするものとして描いている。もちろん自分はそこに存在しているんだけど、自我が薄れてただのエナジーになっていく瞬間を心地よく感じているのだと思う。

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私の場合はそれが絵だっただけで、誰しもそういうものって何かしらあるのではないだろうか。最近は植物を世話する時間もそういう感じに近くて、言葉ではないけれど植物と対話している。あるいは歴史ある建物なんかも、そこにいるとその歴史ある存在と対話しているような気になってこないだろうか。
山を歩いている時かも知れないし、ものを食べる時かも知れないし、ひとそれぞれ何でそれを感じるのかは違うんだと思うけど。そういうの、本当は誰にでもあるでしょう?

その透明になるための空間に誰かを招き入れたいだろうか?私はそれは出来ないのだと思う。一人で静かに制作したい。写経する姿は誰かに見せるものではない。
自分を透明にしていく作業というのは、ある種の「祈り」とも言えるのだと思う。それは何か特定の存在に対してのではなく。宗教的意味合いでもなく。自分自身の内なる神性と対峙する時間とも言えるかも知れない。



余談ですが、制作したZINEはこちらで購入することが出来ます。
よろしければおひとつどうぞ。


大宮で9/20開催予定の「画家の小道」に参加予定です。当日はゆるーく楽しむ予定ですのでよろしくお願いいたします。



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